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神宿りの旅人  作者: rip
偽装風習商場 セレティア
37/37

進展のない人探し

セレティアに根付く奇妙な風習の真相を知る事が必要ある。が、今はレナを探す事の方が先だ

日も傾き、もうすぐ沈む頃だろう


「ここも駄目。か」

「ご主人様ー」


一向に進展しないレナ探しに頭を抱えていると、ノエルが東側の路地から現れ、駆け寄ってくる


「どうだった?」

「住宅街では見ていないとのことです」

「そうか。参ったな。本来の目的も達成してないのにこんなことになるとは」


セレティアの噴水広場の椅子に腰掛け、二人で情報交換と今後の行動について話し合ったが、具体的なことは何も決まらないままだった


「あー。こんなことになるなら鳩でも付けとけば良かった」

「鳩?。何ですか?ご主人様」

「あー?いや、こっちの話だ」


ノエルに聞かれ、咄嗟に誤魔化す

鳩とは「魔導伝書鳩」の通称で、魔力によって造り出した鳩を使役する魔法である。軍事魔法のため、下手に話が漏れれば存在を探られる可能性もある


「とりあえず宿か何かを探さないと」

「悔しいですが、そうですね」


ノエルはレナを見つけられなかったに責任を感じているのか、表情が暗い


「気にするな。あいつなら大丈夫だろう。例え捕まったとしても逃げるだろうさ」

(最悪の場合あいつにはバルガレイドがいるし)

「はい........」


ノエルが椅子から立ち上がるのを待って、南門近くの宿に向かう


(待てよ。これってまた資金がかかるんじゃ)


宿への道中、俺は軽率な行動する自分自身を恨むのだった

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