炎ト雷
バルガレイドが咆哮する
バルガレイドが羽ばたくと、翼が太陽のように輝き多量の熱線が放たれる
熱線が地面に走る
地が裂け、火柱が上がる
火口の気温がさらに上昇し、目眩が酷くなる
「......っ。本格的にヤバくなって....」
[主!]
[へっ!....これまでの戦いを見たところお前は人間じゃねえみたいだな?だがよ、こんな状況ともなればいくらお前でも耐えられるはずねえな!]
「....はあ.....はあ」
[主!逃げて下さい]
「あ、ああ」
俺はよろめきながらもバルガレイドから距離を取る
[無様なもんだなおい!]
バルガレイドが再び咆哮すると、熱線が地面を焼き払う
火口の半分を炎が埋めつくし、動ける範囲が限られる上に火柱によって上昇した気温が体力を奪っていく
「サミル....レナは」
[大丈夫です。怪我はしていません]
「そうか、なら良かった」
[人の心配してる場合かよ!]
バルガレイドが急降下してくる
「しまっ!.....がっ!!」
バルガレイドを覆う溶岩は、これまでの戦闘で固まった重みのある溶岩が激突する
地面に叩きつけられ、全身を強打する
「ぐっ...がああ!」
[どうだ!。はやく潰れちまえ!!]
[いいかげんにしなさい!バルガレイド!。何故主に牙を剥くのですか]
[こいつが人間じゃないのは分かった。だがこいつは獣の一族の生き残り。人間に襲われて殺されるのが運命だ。だから俺がこいつを殺す。そうすればこいつは苦しむ事なく死ねることだ]
[主はそんなこと望んでいません]
[サミル。お前はさっきから邪魔なんだよ!。さっさと失せろ]
[私の使命は主を守る事。主は私と契約を結んだ方。その主を殺させる訳にはいかないのです。たとえ以前は共に生きた仲間と言えど、主の命を狙うのなら、私は貴方を倒します]
[はっ!。常に落ち着いていたサミルレウルが随分とかわったもんだなあ!]
[主が私を変えてくださったのです]
[ならお前も殺してやるよ!]
バルガレイドが先程とは比べ物にならないほどの咆哮を上げる。
バルガレイドの翼から熱線が放たれ、それに加えバルガレイドの爪が赤熱した溶岩へと変化する
[仲良く死にな!]
バルガレイドの爪が迫る
サミルが俺の前に現れ、雷の障壁を作り出す




