早朝の休息
気づけば夜が開けて、のぼり始めた太陽の淡い光が部屋を薄明るく照らしていた
「.......」
夜の奇妙な出来事があってから気分がすぐれず、結局昨日は眠れないでいた。
「ふわぁ」
[主よ、何かありましたか?]
「ああ、夜に火山で落石があったみたいで。それが気になって眠れなかった」
山にはたいした変化もないのに、突然起こった落石が何かの影響によるものなのではないかと考える一方。何かの自然に起きたものと割りきっている自分がいた
「ううん」
サミルと昨夜の事について話していると、レナが目を覚ます
「おはよう、レナ。よく寝れたか」
「あれ、ここって。宿屋?」
「ああ、昨日火口でいきなりぶっ倒れるから驚いたけど、早く気付けてよかった。火山の熱気にやられたんだろうけど、熱中症だったみたいだ。ごめんな。俺の無理に付き合ってもらったために」
「き、気にしないで。私もよく無理しちゃうから。アルトの気持ちはよくわかるよ」
俺がレナの額に手を当てて顔を覗くと、彼女は頬を赤くしてそう言うと顔を背ける
「とりあえず体調は戻ったみたいだな。家まで送るか?。迷惑かけちまったし、何かさせてくれよ」
「大丈夫。自分で帰れるから。心配しないで」
レナは突然ベッドから立ち上がると、そそくさと部屋を出ていってしまう
「お、おう。気を付けてな」
俺はレナが部屋を出ていくと、再び机に向かう
「さて、昨日続きを.....?」
ペンを握った時、外が妙に騒がしいことに気付く
「何かあったのか?」




