バラム火山道調査
再びバラム火山道
「暑い.....来たときよりもさらに暑い」
[主よ、私もそう思います]
「アルト。大丈夫?」
「ああ。問題ない」
「その割には汗だくだけど」
「気にしなくていい。こんなに動いたのが久しぶりなだけだから」
「そう」
レナは俺を気にかけながら、火山道を進んでいく
(レナの両親は幸せ者だな)
「ここだ」
目的地の村と火口への分かれ道に到着する
「レナ。お前はこの辺りのことには詳しいのか?」
「うん。よく冒険者の人にアイテムを売りに出ているから。少しくらいなら」
「そうか。それなら、この台座が何か分かるか?」
俺は火山道に沿って配置されている石で作られた台座に近づく
「300年前に壊されちゃったみたいだけど、それはコアが置いてあったみたい」
「コアって、あの魔力の結晶のか?」
「うん。そうだってお父さんから聞いた事があるの」
「なるほど。とすると、ここには氷か風のコアでも置いてあったんだろうな」
(随分と粗末な作り方だ。この程度ならすぐに壊されるのも無理ないな)
[非常な微量ですが、火口の方から魔力を感じます。もしかすると、300年前に人間が足を踏み入れていない場所があるのかもしれません]
「そうか。じゃあ、そっちに行ってみよう」
「アルト?。どうしたの?」
「あ!?。いや別に」
「そう?。それで、どこに行くの?」
「火口付近だ。ここのコアは全部壊されてるわけだし、いい結果はとれなさそうだから」
「火口付近って。危険だよ!。あそこは300年前の戦でも、人間達が向かったきり帰って無いんだよ!」
「研究のためだ多少の苦労なんて気にしてられない」
俺は火山道を火口に向かって歩き出す
「アルト!」
後ろからレナがついてくるが、不安が隠しきれないようだ




