意志か命か バラム火山道を抜けろ
バラム火山道出口
火山道の終わりには観光名所のような造りの看板が立てられ、木の門が立てられていた
「ずいぶんと丁寧な作りだな。出口は」
[戦の影響のせいでほとんどが崩壊している物と考えられます。もとはこの火山道にも魔法設備があったように見えましたが、やはり壊されてしまっているのでしょう]
「チッ。変なところで頭働かせるんだな、人間は」
俺が火山道に戻ろうとすると、サミルが慌てる
[今は一刻も速く休まなければ。主の魔力が、いえ体力が尽きてしまいます。ここで調査などしていたら死んでしまいます]
「そうか.....仕方ない。調査は後だ、名残惜しいけどよ」
[そうしてください。研究ならいくらでもできますから]
「まあ.....そうか」
(出来るだけ早く戻りたい。こういうところはいつ何が起こるかもわからないし)
俺はその場にとどまりたい思いをこらえて、火山道を抜けていく
「急げ急げ。さっさと休んで調査だ」
[余計なこと言うんじゃありませんでした]
「俺は感謝してるぜ?」
[それはどうも]
急に速足になった俺を見たサミルは呆れたようにそう呟く
俺は山道を進み、バルネア山の麓にたどり着く。そこには地図の通り村があった
「さーて、宿はどこだ?。さっさと休もう今すぐ休もう明日は朝から火山道調査だ」
[目的が変わっています。主よ]
「まあまあ、細かいことは気にしない。さあ行くぞ!」
村に入り中を歩いていると、宿を見つける
「あれか!」
俺は走り出す
宿のある通りに差し掛かったとき、ふと奥の通りが気になった
俺が通りに目を向けると、一人の少女が大量の箱を抱えてふらつきながら歩いていた
(大変そうだな。手伝ってあげるかな)
俺が少女に向かって歩き出そうとしたとき、少女が躓く
持っていた箱がグラグラと揺れ、少女はバランスを崩して倒れそうになる
「!?。危ないっ!」




