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神宿りの旅人  作者: rip
豪炎の山麓村 バルネア
12/37

意志か命か バラム火山道を抜けろ

バラム火山道出口

火山道の終わりには観光名所のような造りの看板が立てられ、木の門が立てられていた

「ずいぶんと丁寧な作りだな。出口は」

[戦の影響のせいでほとんどが崩壊している物と考えられます。もとはこの火山道にも魔法設備があったように見えましたが、やはり壊されてしまっているのでしょう]

「チッ。変なところで頭働かせるんだな、人間は」

俺が火山道に戻ろうとすると、サミルが慌てる

[今は一刻も速く休まなければ。主の魔力が、いえ体力が尽きてしまいます。ここで調査などしていたら死んでしまいます]

「そうか.....仕方ない。調査は後だ、名残惜しいけどよ」

[そうしてください。研究ならいくらでもできますから]

「まあ.....そうか」

(出来るだけ早く戻りたい。こういうところはいつ何が起こるかもわからないし)

俺はその場にとどまりたい思いをこらえて、火山道を抜けていく

「急げ急げ。さっさと休んで調査だ」

[余計なこと言うんじゃありませんでした]

「俺は感謝してるぜ?」

[それはどうも]

急に速足になった俺を見たサミルは呆れたようにそう呟く

俺は山道を進み、バルネア山の麓にたどり着く。そこには地図の通り村があった

「さーて、宿はどこだ?。さっさと休もう今すぐ休もう明日は朝から火山道調査だ」

[目的が変わっています。主よ]

「まあまあ、細かいことは気にしない。さあ行くぞ!」

村に入り中を歩いていると、宿を見つける

「あれか!」

俺は走り出す

宿のある通りに差し掛かったとき、ふと奥の通りが気になった

俺が通りに目を向けると、一人の少女が大量の箱を抱えてふらつきながら歩いていた

(大変そうだな。手伝ってあげるかな)

俺が少女に向かって歩き出そうとしたとき、少女が躓く

持っていた箱がグラグラと揺れ、少女はバランスを崩して倒れそうになる

「!?。危ないっ!」

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