炎の神獣を探して バラム火山道を抜けろ
バラグネル地方 バラム火山道
「なあ、どんどん暑くなってないか?
[300年前はもっと涼しいのですが.....おかしいですね]
「そうなのか.....って、そりゃ300年も経てば気温なんか変わるだろ」
[確かにそうですね]
「はあ」
何気ない会話をしている間も、額には汗が浮かんでくる
「っく。にしても、頭痛がしてきたな。これだとぶったおれちまうのも時間の問題か?」
[主よ、少しやすみますか?]
「いや、大丈夫だ。図書館にあった地形図からすればもう少しで火山道を抜けられる。そこからしばらく歩けば村があるはずなんだ。休むのはそれからでも」
[そうですか....では急いだ方が]
「だな。エルラドで買った水も少ない。これからのことも考えると、この一本で何とかしないとならないからな」
俺は少し速足になり、火山道を歩く
火山から発せられる熱気は絶えず俺に襲いかかる
「......く」
だんだんと視界が揺らいでくる
[主よ、足取りがおぼつかないですよ]
「あ?。いや、大丈夫。何とかなる」
何度か石に躓くが、そんなことで止まっていては火山でを抜けるよりも死ぬ方が先になってしまう
「風が.....心地いいな。これで火山道を抜けたか......ってことは、もうすぐ村につくわけか」
俺は瓶に残っていた最後の水を飲みきる
熱がとれていき、いくらか体が楽になる
「後一息だ。よし、頑張るぞサミル」
[はい]
俺は炎の神獣を探す準備を整えるため、火山の麓の村へと向かう




