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プロローグ
ある新人賞で一次落ちしたのですが、折角なのでみんなに見て貰おうかと思い、こちらに投稿してみました。
良かったら暇つぶしにでも呼んでみてくださいな。
プロローグ
思い返せば、あの日から始まった。
人と関わるという事の本当の意味に、少しずつ気づき始めていたあの頃。
孤独という名の真実に、少しずつ疑問を感じ始めていたあの頃。
あの日々が、今の俺の全てを形作った。
幾重にも重なった無数の感情と温もり。
あれが本当に良かったのか、未だに良く分からない。
でも、決して間違ってはいなかったのだと思う。
何故なら、今はこうやって、懐かしく思い返す事が出来るのだから――――。




