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識~叡智の賢者~  作者: ニコカメン
第Ⅱ章 聖なる闇の蠢き
27/54

026 ルシルの特訓

「それでは行って来ますね」

 ルシルの特訓開始から1日経った早朝。教会の入り口前でそう言って三月に頭を下げるミスティ。今日は先日話した通り近くの村へと診療へ行く事になっているのだ。

「ああ、行って来い」

「ありがとう御座います。ヤシロさんが居てくれて本当に助かりました。子供達が迷惑を掛けるかもしれませんが、どうかよろしくお願いいたします」

「任せておけ。ガキの扱いならそれなりに慣れてる。3日くらい何とかなるだろう」

 腕を組みつつ、どこか自身ありげにそう語る三月を見て、ミスティはどこか安心したように微笑みを浮かべ、胸を撫で下ろした。

「ヤシロさんは本当に見た目に似合わず親切な方なのですね?」

「見た目似合わずって何だよ? それに別に親切心から留守を引き受けたわけじゃない。はっきり言って面倒くさいが、部屋を貸してもらっている手前断れん。それに、ガキの行動から得られる事は結構多い。結局全部俺自身のためだ。褒められるような人間じゃない」

「ふふ……人は皆、結局は自分自身のためにしか動けませんよ? その行動の結果が自らの評価に繋がるのです。ヤシロさんの考えは人として当然の事です」

 ミスティの言葉に三月は少し驚いたように目を見開き、やがて能面のような無表情を解いてクスリと口元を歪めた。

「ふっ。あんたは……本当に教会の人間っぽくないな?」

「ヤシロさんが言う教会の人間と言うのは、信仰心が強過ぎる方々の事ですよね? 確かに彼らは自我を失ったように神様に身も心もを捧げています。ですが、私は私です。私の身も心も私自身の物であり、神様の物ではないのです。

 私にとっての神様は、教会の上層部の方が考えているような奇跡を起こしてくれる存在ではなく、私の孤独を埋めてくれる、いつも私を見守ってくれる優しい存在なのです」

「そうか、だからお前は普通の人間と大差ないんだな」

 納得したようにそう呟く三月。

「ところでヤシロさんは、教会の者と何か因縁がおありなのですか?」

「ああ。人間を神の道具としか見ていない、狂った信者様とな」

 身も心も女神に捧げ、自分達異世界人を駒としか見ていなかった、聖女神教会教皇レイトム。何もかも悟ったようなイヤラシイあの笑みを思い浮かべるだけで、怒りが沸々と湧き上がってくる。

 そんな三月の心中を察したのか、ミスティは邪気を取り払うような優しげな微笑みを浮かべ、三月にこう言った。

「ヤシロさん。私は貴方の知る狂信者の方々とは違います。私は貴方をミツキ・ヤシロという1人の男性として見ています。だから怒りを静めてください」

「……そうだな」

 三月はフッと一息吐くと、いつも通りの冷静さを取り戻してミスティへと向き直った。

「しかし、俺がお前にそういう風・・・・・に見られているとは、少々意外だった」

「えっ?」

 ミスティは三月の言葉が分からずしばしポカンとした表情を浮かべて固まっていたが、やがて言葉の意味に気が付いたのか顔を真っ赤にして狼狽を露わにした。

「ち、ちちちち、違います! 私は別にヤシロさんの事を1人の男性として意識していたわけではなく! えっと……た、確かにヤシロさんは素敵な方ですからそういう感情が全く無いとは否定できないのですが、だからといってわ、私がヤシロさんの事が好きとかそういうわけではなくてですね!」

「そうか? 好きなら好き、そうじゃないなら違う、と言ってくれた方が良かったんだがな。俺もこれ以上気にしなくて済むし」

 クスクスと笑みを浮かべながらそう言う三月の態度に、ミスティはからかわれているような気分になり、少し不機嫌そうに頬を膨らませた。

「か、からかわないで下さい。本当にそういう感情は……」

「そうか。だったらこの話はこれ以上深入りしない事にする。あまり女を追い詰めても良い事はないからな」

 どこか女性の扱いに慣れているかのようなその発言に、ミスティは怪訝そうに眉を顰めつつ三月に訊ねた。

「まるで経験があるような言葉ですが、女性と付き合った経験がおありなので?」

「まあ、な……」

 バツが悪そうにそう呟く三月の様子を見て、ミスティは訊いてはいけない事を訊ねてしまったのではという思いが心に湧いてきた。

「あの……すみません。あまり言いたくない事訊いてしまって」

「いや、もう心の整理はできてるさ。あの時の俺がバカで、一方的な感情であいつを捨てた。責任は全て俺にある。それだけだ」

「……」

 ミスティはそれ以上この話について追及する事はせず、ただじっと哀愁漂う三月の顔を見つめ続けた。

「さっ、んな下らない話をしてる場合じゃねぇだろ? さっさと診療に行け」

「……はい。後の事はよろしく頼みます。それでは、行ってきます」

 教会の前から去って行くミスティの後ろ姿を見届けると、三月は宿舎を振り返り「さて」と呟いた。

「まずは、朝食作りから始めるとするか」

 そう言って、三月は宿舎の食堂へと向かって行った。


    ◆◇◆◇◆


 同日の午後。午前中に子供達全員で洗濯などの家事を終わらせた三月は、現在《箱庭》の孤島でルシルの特訓を行っていた。

「さて、今日も訓練を行っていくわけだが、まずは昨日の訓練の成果を見せてもらおうか」

「おう! 見てろよぉ!」

 ルシルは意気込みつつ、刀の柄に手を添え、姿勢を低くして【抜刀】の構えを取る。

 そして勢い良く刀身を抜き放った……が。

 ブンッ!

 ただ力任せに抜かれたような、どこか大振りな抜刀。スキルが発動した時のような、あの殺気が込められた一撃には程遠い。

 どこか気まずげに刀身を鞘へと戻すルシルに、三月は少し厳しい表情を浮かべながら話しかける。

「足捌きがなってないな、単に腕の力だけで抜いている。もっと足の踏み込みを意識して刀と一体化するように動きはしなやかにしろ。ただ叩き斬るのではなく断ち斬るイメージを持て」

「う゛っ! で、でも、筋力さえあれば何とかなるんじゃ!」

「俺の筋力値は[D+]だが、お前より遥かに【居合】の威力は強いぞ?」

「そ、それは……」

 口籠もるルシルに三月はハァと溜め息を吐きながらこう説明した。

「腕の筋力だけで何とか出来るほどこの【抜刀】というスキルは甘くない。足の踏み込みから生じる運動エネルギーをまず体、次に腕へと移動させ、そして最後に刀身にそのエネルギーを乗せてようやく放てるスキルだ。必要なのは単純な筋力だけでなく瞬発力だ。

 そうだな……今日は【居合】の素振りを1万回、その後に魔物との実戦にしよう」

「うぇっ、マジかよ。もっと簡単に強くなる方法は無ぇの?」

「そんな簡単に力が手に入ったら苦労はしない。強くなるっていうのは我慢の連続だ」

「せめて【抜刀】を簡単に習得するコツとか教えてくれよっ」

 ルシルのその言葉に、三月はやや困ったように眉を顰めながらこう言った。

「そうは言っても、俺は自らの行動を頭の中で常に分析しながら練習するタイプだ。力の流れ、体の動き、刀を振る勢い。その全てを分析して、実践する事で体に刻み付けている。でもお前は、感覚的に自らの行動を感じ取りながら練習をするタイプだ。あまりにも正反対過ぎてアドバイスのしようがない。地道に練習を重ねるしかないだろう」

「くっそぉ……だったらやってやるよ! 1億回だろうと練習して絶対強くなる!」

「良い心がけだ。じゃ、遠慮なくスパルタで教育してやる」

「えっ、ちょっ!? それはマジ勘弁だぜ!」

「遠慮するな。さぁ、とっとと素振りを始めろ。もし休んだら昨日習得した【体術】でぶっ飛ばす」

「チックショー! やってやらぁ!!」


    ◆◇◆◇◆


 息も切れ切れになった上、スパルタ教育によってボロボロになったルシルは無理矢理魔物との実戦訓練へ向かわされた。そして手が空いた三月は自らもロムと共に【体術】の訓練を始めていた。

「ところでミツキ。【抜刀】と【体術】の組み合わせについて、何か思いついた?」

「少しだけな」

「どんな事?」

「それを話すに当たってまず1つ説明しておこうか」

 三月はそう言っておもむろに刀を抜き、それを正眼に構えた。そして【弧月斬】で空を斬ると刀身を鞘へと戻す。

「実は【抜刀】には2つの状態が存在する。【居合】や【燕返し】は《抜く刀》。今の【弧月斬】は《抜いた刀》の状態。それぞれ特徴がある状態なんだが、元々【抜刀】というスキルは《抜く刀》だけに特化したスキルだ。《抜いた刀》の技は存在しない」

「だったら何でミツキはそれが使えるの?」

「これは俺の仮説なんだが、スキルは言葉の曲解によって能力の幅が広がるものなんじゃないかと考えている。【抜刀】という言葉から、《抜く刀》と《抜いた刀》の2つの状態を思い浮かべたがため、俺の【抜刀】は変化した」

「成る程……じゃあさじゃあさ! 【体術】も変化させられるのかな?」

「【体術】という言葉は体で出す術という意味だろうから難しいだろう。ある意味体1つで出来る技なら全部それに該当するだろうしな」

「そっかぁ……」

 残念そうに肩を落とすロムだったが、三月はニヤリとした笑みを浮かべ説明を続ける。

「だが、【体術】の技を曲解する事はできる。そうすれば【抜刀】との組み合わせも可能なはずだ」

「ホント?」

「ああ。手刀とか足刀蹴りとかあるよな? このどちらの言葉にも刀という字が入っている。そこで俺は考えた。手や足を刀に見立てて【抜刀】を使えば、【抜刀】の斬撃を手や足に乗せて放つ事ができるのでは、と」

「それでそれで!? 出来るようになったの!?」

「昨日の今日で習得した【体術】だぞ? そんな早く出来るわけがないだろう。俺は頭の回転以外は凡人と大差無い。何となくでそれをやってのけるのは……ま、勇者とかチートスペックな奴だけだろう」

「ミツキだって、ちーとすぺっく? なんじゃないの?」

「ククッ、そうかもしれないな。俺の場合【識】の能力がチートスペックなだけだが、【識】自体俺の力だ。俺がチートスペックと言っても過言ではないか」

 クククッと何がおかしいのかニヤつく三月。ロムは苦笑を浮かべた。

「やはは…………まっ、とにかく練習し続ければ【体術】と【抜刀】を組み合わせられるって事なんだよね? だったら練習を続けよっか!」

「そうだな。だが、お手柔らかに頼むぞ? お前が全力出したら俺は肉片に変わってしまう」

「もう! 分かってるよそれくらい! 最小限に力は抑えてあげるから安心して」

「じゃ、遠慮なく打ち込ませてもらう」

 三月はそう言って手刀を突きつけるような構えを取ると、ロムもそれに倣うように構えを取った。

「訓練開始っ!」

 その掛け声が響くと同時に、三月は砂浜を蹴り付けロムへと向けて一直線に駆け出した。


    ◆◇◆◇◆


 一方その頃、ルシルは1人孤島の森へと投げ出され、魔物を探して彷徨い歩いていた。

「むぅ……どうにも【抜刀】の感覚が掴めないぜ。【居合】は少しはサマになってきたような気もするけど、イマイチ足の踏み込みが甘いせいか、ミツキ兄みたいに綺麗に抜けない」

 手の中の刀を見ながら、そんな事を呟きつつ、何故自分の【抜刀】が三月のように綺麗にいかないのかを模索する。

「ミツキ兄は自分とは考え方が正反対だからアドバイスのしようが無いって言ってたな。つまりオレ流のやり方を見つけろって事だよな? オレ流……オレ流……オレ流か。

 そういや、ミツキ兄ってどんな風に踏み込んでたっけ? 足捌きが速過ぎてあんまし覚えてねぇけど確かこう……地面を蹴り付けるように、いや……1度地面に全てを置き去りにしているような、そんな感じだったような?」

 そう呟き、地面をぐっと踏み締め、思いついた事をとりあえず実践してみる。

「今見える全てを置き去りに、最速の世界へと飛び込んで……大地を掴む!」

 ビュッ!

 風を切る音が耳に響き、風の如き速度でその場から飛び出したルシルはガッと大地を踏み締め、自らの体に制止を掛けた。

「ハッ? ぁえ?」

 自分でも何をしたのか分からず後ろを振り返ると、先ほどまで自分が立っていたと思われる地面から土煙が立ち上っていた。

「えっ? 何だ今の? 一瞬だけ風になったような感覚があったと思ったら、突然ここに……」

 ルシルは考え込むように首を傾げ、もう1度先ほどまで自分が立っていた地面を凝視すると、「よし」と小さく呟いて先ほどと同じように大地を踏み締めた。それと同時に刀の柄に手を触れ、体勢を低くし獲物を狙う猛獣のような構えを取る。そして、

 ヒュイィッ!

 先ほどの足捌きを思い出しつつ一気に抜き放つと、今までとは比べ物にならないほどの速度で刀身が抜き放たれた。

 その一撃は空気を軽く震わせ、ルシルが今まで聴いた事もない音を発していた。

 明らかに今までとは違う自分の【居合】を見て、ルシル自身しばし目を見開いて硬直し、やがて張り詰めた糸が切れたように両腕を上げて喜びの声を上げた。

「オォッシャア! 分かったぜ、ミツキ兄! これが踏み込みの感覚なんだなぁ!?」

 自らの記憶を頼りに何となく感覚だけで【居合】モノにしたルシルは、まるで強敵に対し、勝ち誇るかのように狂喜乱舞する。

「そっかぁ! 今のオレはまだまだ未熟。だったら出来る奴の動きを真似ちまえば良いんだ! 真のオレ流抜刀術の考案はそれからだ! よっしゃあ! テンション上がってきたぜぇ! 早速魔物で実践だぁ!」

 声を張り上げて意気込んだルシルは、魔物を求めて森の中を疾走し始めた。


    ◆◇◆◇◆



△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△


《ルシル・ルージュ:[13歳][男]》


種族:人間族


筋力:[B+]

耐久:[B+]

敏捷:[B−]

魔力:[C]

魔抗:[C+]


スキル:【抜刀】[居合]

    【歩法】[縮地]


属性:光・闇

魔法:【光魔法】 [フラッシュ(効果)]

   【闇魔法】 [ダークコート(隠密)]

         [ダークヒール(治癒)]


称号:【勇者に憧れる者】[勇者に憧れる者・奪われた者・スイの幼馴染・光と闇に魅入られし者・やんちゃ坊主・負けず嫌い・抜刀士・電光石火]


▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲


「ほぅ。もう【居合】を習得したのか。随分と早いな。しかも【縮地】まで習得してくるとは」

 ルシルのパラメータに新たに追加された2つのスキルを見ながら三月はそう呟いた。

「どうだいミツキ兄? 凄ぇだろ!」

「ふん、思い上がるなガキ。まだ初歩の初歩を習得しただけだ。……【縮地】を習得した事だけは褒めてやっても良いがな。あまり調子に乗るなよ」

「おう! 分かってらぁ!」

 ケラケラと上機嫌に笑うルシルを呆れたような瞳で睨むと、もう1度ルシルのパラメータへと視線を戻した。

(【縮地】が【歩法】スキルに入っているのは何故だ? 俺の場合は【瞬】のスキルに分類されているのに。……もしかすると、【歩法】には瞬発力の強化が付与されていないのかもしれないな。【瞬】は城の禁書庫にあった本で学んだスキルだし、特別な力があるんだろう)

 などとルシルのスキルに関して結論付けた三月は、ルシルへと向き直りこう告げた。

「思った以上にお前の成長速度は速いようだ。もしもう1つ【抜刀】の技を習得する事が出来た暁には、俺直々に褒美をやろう」

「褒美って……何?」

「お前を冒険者にしてやる」

「えっ?」

 目を丸くして驚きを露わにするルシルは、ポカンと口を開けながら三月の言葉を頭の中で吟味する。

「マ、マジか?」

「ああ。低級の魔物程度なら狩れる力は付いているだろう。あまり危険な依頼はやらせるわけにはいかないが、これなら冒険者として十分やっていける」

「お、おぉ〜……マジか。オレ、そんなに強くなってたのか」

 自らの両手を凝視し、体の内から湧き上がってくる歓喜の感情にぶるぶると身を震わせる。

「よ、よっしゃ! それじゃあミツキ兄! 早速次の技をオレに伝授してくれ!」

「バーカッ。今日はもう遅いし、そろそろガキ共の晩飯の用意をしなきゃならん。それにお前、足とかガクガクだぞ?」

「うぇ?」

 三月にそう指摘され、自らの足へと視線を落とすと、ハードな素振りを1万回やった上、島中を走り回ったためかガクガクと痙攣したように足が震えていた。どうやら相当疲労が溜まっているらしい。

「へっ……へへへっ。こ、こんくらい余裕だぜ!」

「まあ根性だけは買ってやるが、今日はもう休め。休める時に休んでおかんと体を壊して余計に技の習得は遅くなる」

「うっ、確かにそうだな。んじゃ! 風呂入って、飯食って、屁こいて寝るわ!」

「何だよその可笑しな三拍子は」

 ルシルのバカっぽい発言に三月は呆れたように肩を竦めた。

ルシルは訓練さえ続ければ【勇者】の称号を得られる潜在能力があります。なので【居合】や【縮地】をあっさり習得してしまってもおかしくはないです。

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