前へ目次 次へ 2/14 序幕 天地開闢(かいびゃく)前、乾坤(けんこん)を揺るがす災ひ有りき。 神『水神気』を以てこれを鎮撫(ちんぶ)せんとし、然(しか)るに乾坤(けんこん)、更に乱る。 浮世、理(ことわり)乱れ、混沌(こんとん)に帰する。 神これを憂いて森羅万象(しんらばんしょう)、卵に返す。 卵、万年の時を経て山河現れ獣増ゆる。 神、己に類じたる『人』を造り、卵に解放す。 人栄えて地を治め田畑を開墾(かいこん)す。 人集まりて国を作り。国家が生まる。 国家、鳳凰(ほうおう)と呼ばれ、永く蒼氓(そうぼう)を安泰(あんたい)させ、治世を行う。 「鳳凰(ほうおう)帝国万象列記」より抜粋。