38、神様隠し
「神様隠しって知ってる?」
「神様隠し?」
それは、他愛の無い噂話。日ノ本にいる八百万の神様が次々と姿を消しているという。
「どんなに探しても、呼んでも、見つからないんだって」
「神様が?」
「うん」
「嘘だあ。神様がいなくなるわけがないよ」
「でも、○○さんの所の雨音様も、○×ちゃんの所の桜井様もいなくなっちゃったんだよ?」
「どこかに旅行に出てるだけじゃないの?出雲とか」
「神無月じゃないし。それに、神無月ならみんなみんないなくなるでしょ」
「うーん…」
みんなみんな、神様が見えなくなってきたんだって。神様を信じなくなったんだって。神様は神様を信じる人がいなくなると消えちゃうんだって。
消えた神様はどうなるの?
消えたらそれっきりだよ。そこで終わり。
さびしいね。さびしいね。 神様はさびしいね。
・現代日本一歩手前くらい(大正~昭和くらい)。神様は隣人。神は万物に宿るという。一人に一神様位の勢いで存在している。
・神様は信心で存在し、神通力を使うことが出来る。信じる人が一人以下になると見えなくなり(信じている人にだけ見える)一人もいなくなると消える。信じる人が多いほど強い力を使うことが出来る。
・神様の神通力は固有能力で、特化型が多い。
・人から神になることはあっても、神から人になることは無い。
・神様は所謂不老不死。子供が出来ることはある。
・神様を探すゲーム。
・主人公は見えなくなった神様も集中すれば見えるくらい高い霊力の持ち主。
・神様を見つけると、その力を借りて奇跡を起こすことができる。
・見えなくなっていない神様の力を借りることも出来る。
・奇跡を起こして神様を信じる人が増えると、もっと多くのことが出来るようになる。
・最初は主人公も未熟なので、大きな力は扱いきれない。
・最初のうちは非協力的な神様もいる。
・主人公は信じている人にカウントされない。
・神様だけじゃなくて妖怪もいる。




