24、復讐と悲しみの連鎖
誰視点にするかでだいぶ話が変わる気が。
ある意味パロ
―――俺は自分でこの連鎖を断ち切る気にならなかった。ただ、それだけだ。
――仲間を信じるのに、理由が必要なのか?
―・・・理由?だって俺とお前は仲間だ。そうだろ?
――・・・どうして・・・なんでだよ、なんで、こんなこと・・・
―――信じて何になる?・・・本当、くだらないな。
*ユイ:退役軍人。ジンの兄。その過去はジンも知らない。裏切りを酷く嫌う。素直。面倒見がいい。
*ジン:ガンマン。ユイの弟。楽天家で格好つけたがり。
*クイン:ユイの元同僚。物静かで真面目な苦労人。
*ブルゥ:クインが世話を任されている子供。軍の秘密兵器。ユイに懐いている。
*シーラ:復讐に生きる多角スパイ。目的のためなら平気で嘘も裏切りもする。
*メリッサ:シーラの恋人だった女性。故人。
*ラガー:クインの上司。情報通。不真面目。
*アロウ:軍の科学局の局長。ラガーの友人。ブルゥを作った。
遠い日に少年が願ったのは少女との小さな幸せ。願いは叶わず、天国は地獄に変わる。絶望の中で少年が見つけたのは
いつも穏やかな彼が唯一嫌うこと。滅多に表情を変えない彼が話題になると顔をしかめる事。…それは”ウラギリ”。
小さいころから口をすっぱくして言い聞かされてきたこと。”友を大切にしろ””仲間を信じろ。そして、裏切るな”。兄が何故そんなことをいうのか、不思議だった。




