18、翼ある者の物語
天使と悪魔、その違いはただ翼の形が違うだけにすぎない。それに気づいている人間はこの世界にどれだけいるのだろうか?
灰天使:左手が触れたものの記憶や未来を見ることが出来る。灰悪魔の双子の弟。教会に”保護”されている。全てにおいて無気力。
灰悪魔:右手で触れたものを黄金に変えることが出来る(キング・マイダス)。灰天使の双子の兄。ごく幼い頃に、人間の家に引き取られ、養子になっている。猫かぶりで頭がいい。
黒天使:雷を操る力を持っている。孤児。赤ん坊の頃、両親が何者かに焼き殺された(不審火による火事で死亡)。武闘派で喧嘩っ早い。人間嫌い。口癖は「死ねばいいのに」「放っといてよ」「刺し殺す」
黒天使:代価と引き換えに他人の望みを叶える力を持つ。自分も含めて全ての生き物が嫌い。ニヒリスト。口癖は「殺す」「最悪だ」「一辺死ねば?」
白天使:二対の翼を持ち、誰よりも速く飛ぶことが出来る。風を操る力を持つ。同族が嫌い。放浪癖がある。キザ。かっこつけ野郎。
白悪魔:触れたものの全ての記憶と色を漂白する力を持っている。面白ければ何でもいい。人間をからかうことが趣味。
・天使と悪魔は本当は一つの種族で、言ってみればA型かB型か位の違い。兄弟で天使と悪魔、ということも普通にある。そもそも、天使・悪魔という呼称も人間が勝手に言ってるだけで、本人達は自分達の事を”翼を持つ者”呼んでいる。ただし、人間の中で育っていると、天使・悪魔と呼んだりする。
・”翼を持つ者”だけの集落が人間ではいけないところにある。
・人間との混血も可能らしいが少ない。人間を嫌っている者が多いため。
・”翼を持つ者”の特徴は長寿、髪の毛と同色の翼、(大抵触れたものに作用する)特殊能力を持つこと。色は様々。その特異な能力を人間に狙われることも多い。
・翼を隠すことも出来るため、翼を隠して人の間で生きる者も多い。同族同士ならなんとなくわかる。




