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150、そして一蓮托生



王は臣の、臣は王の痛みを背負う。それが自らの務めと信じて。



・王が死ねば臣も死ぬ。臣は王が生きている限り死ぬ事はない。傷を負えば互いにフィードバックがある。だが、王の痛みは全ての臣に分散するが、臣の痛みは王に集中する為、王の方がキツイ。一応フィードバックで死ぬ事はないし、実際に傷つく事もない。また、フィードバックと同時に傷が癒える。フィードバックを切る事もできるが、そうすると傷が瞬時に癒えたりはしない。でも普通の自然治癒よりは早い。

・臣は特殊な能力を得る。王は臣の持つ能力を使う事が出来る。臣が能力を使う上で理解と練度が必要。王は臣との信頼度でどの程度能力が引き出せるのかが変わる。基本的に王が臣の能力を臣より強力に使えるという事はないが、上手く使えるかどうかはセンスみたいなもん。王も1つ固有能力を持つ。臣にも恩恵のある能力が多い。

・特殊能力は幾つかの系統に分かれる。自然の元素(エレメント)を作り出すもの、肉体強化、空間に干渉するもの、念力系など。系統に当てはまらないものも偶にある。

・王は一度に一つ、精々二つの能力しか使う事ができないが、同系統の能力を持つ臣が何人かいる場合、その分威力などが上昇する。属性も一致している必要がある。

・王の能力は臣の持つ能力とは別タイプの事が多い。系統に当てはまらないものが大半。発動中は他の能力を100%引き出せる、複数の能力を組み合わせて使う、相手の力を奪う、など。臣の能力と組み合わせる事で高い効果を発揮する事も多い。

・魔力的なものも王と臣で共有する事になる。王を通す事で臣から臣に力を受け渡す事も一応可能。直接臣同士でやり取りする事は出来ない。

・臣が多い程全体の力は上昇するが、王の負担が大きくなる。少数精鋭は王の負担は軽くなるが、臣の負担はそこそこあるし、力の絶対量が低くなる。一長一短。後、王が臣の能力を使うなら、信頼度の事を考えると、ある程度少数精鋭に近い方がいい。

・自分の得る能力を選ぶ事は出来ない。でも本人の持つ気性や興味関心、思想などにあったものが発現する事が多い。つまり、大体"向いている"能力を得る事になる事が多い。

・基本的に病気にはならない。病気はフィードバックしない。王が病に倒れるのは、"天罰"を受けた時のみ。王が病死した場合、臣は臣でなくなるが、死なない。

・下剋上は実質ほぼ不可能。一応、王が自ら王位をゆずる事は可能ではある。後、王が他の王の臣になる事もできて、その場合臣はその王の臣になるし、王も臣になる。臣が自分の仕える王を変える場合、一旦臣であることを止める必要がある。

・王も臣も一種の不老不死の様なものになる。

・王はなろうと思ってなれるものではない。"神"が王を選ぶ。"神"がどのような基準で王を選んでいるのかは不明だが、名君となる王が多い。但し、名君がずっと名君で居続けられるとは限らず、"暴君"や"暗君"となる事もある。その場合、"神"は王に"天罰"を与える。

・戦火の時代には戦闘向きの能力を発現する者が、平和な時はそうでない能力を発現する者が多くなる。その為、平和な時に攻撃的な能力を発現する者が現れると、世が乱れる前兆じゃないか、とか言われる。




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