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11、龍神ノ村



その村には昔から続く風習があった。12年に一度、巳の年になると年頃の娘を一人、神に捧げることになっていた。その娘は神の花嫁であり、母になるさだめで、常に美しい娘が選ばれることになっていた。選ぶのは神で、選ばれた娘の家には、満月の夜に白羽の矢が届けられ、次の新月の夜に嫁ぐ決まりになっていた。



(カムイ):龍神。村を守る守護神であり、水神。大きな滝のある泉に住んでいる。人の姿をとることもある。基本的に穏やかで人が好き。だが、血を見ると性格が豹変し、残忍で好戦的になる。結構神格の高い神であるらしい。子供好き。


妖怪(ケムラム):八の手足を持ち、闇を操る怪物。モチーフは蛸。手足はいくらでも再生する。倒すためには核を潰さなければならないが、核は体の中を自由に移動する。体が柔らかいので、ある程度の隙間があれば、何処にでも侵入できる。大きさは10m3くらいの立方体に納まる程度。




・何故、12年に一度なのかというと、辰の年に子が巣立ってその後に凶暴化した神が娘を殺してしまうから。凶暴化自体はそこまででも起こるけれど、子がいる時は娘は母になるので攻撃対象にならないし、守護の力が宿るので助かる。

・神が凶暴化するのは一つの呪い。昔村を襲ってきた妖怪を退治した時に受けた。退治といっても、封印のようなもので、神の住む泉の滝の裏にある祠に封じられている。

・呪いは妖怪を完全に倒せば消滅するが、そのためには一旦封印を解いてその上で倒す必要がある。




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