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登場人物紹介

■ 一ノ瀬直也いちのせなおや

•総合商社勤務の20代前半の男性。

•周囲からの信頼は厚く、仕事では大きなプロジェクトを任される。

•保奈美の義兄として同居しており、彼女にとって「憧れ」であり優しい「お義兄さん」だが、それ以外の感情も伺われる

•保奈美に対しては常に「大人としての責任」や禁忌の意識が強く働く。


■ 一ノ瀬保奈美いちのせほなみ

•高校生で直也の義妹。

•幼い頃から母と二人きりで生きてきた。

•直也に対しては「お義兄さん」としての尊敬と憧れ、そして「家族」に対する思いを超えてた「感情」を抱いている。

•健気で素直、一途な性格。直也のために直也の亡き母が残した「魔法のレシピ」の料理を作り、彼を支える。

•高校生・義妹・年齢差という不利な立場を抱えつつも、日常の積み重ねがある。


谷川莉子たにがわりこ

•直也の幼馴染で近隣に住んでいるご近所さん。

•実家の酒屋で家事手伝いをしている。

•母親が亡くなった後の一ノ瀬の父子の生活をいつも気遣ってきた。

•直也に対してはただの幼馴染という以上の気持ちを持っている。


宮本玲那みやもとれな

•直也の同期の総合商社マン。

•仕事で直也をサポートし、直也を裏方で支える内助の功。

•同期という以上の感情を直也に向けている。


新堂亜紀しんどうあき

•直也が新人の際のチューターであり先輩(二年先輩)。

•仕事が出来るだけでなく、必要に応じて『女』を最大限に活用する強かな女性。

•直也が新人の頃から、その素質と将来性を見抜いていた。


神宮寺麻里じんぐうじまり

•直也が大学生時代に付き合っていた元カノ。

•ある誤解から2人は別れることとなった。


■水樹 透子みずきとうこ

•直也が大学生時代に手伝っていた終末期患者のサポートボランティアとの会合で知り合い、直也に憧れていた女性。

•父親が直也に余命数ヶ月もない事を告げ、せめて最後のいっときだけでも、好きになった男性とお付き合いのような形で思い出を作ってくれないかと相談。

•母親が日系米国人。父親は商社マン。


■イーサン・クラーク

•DeepFuture AIという次世代ビッグテック候補筆頭といわれるAIベンチャーを創業し、現在はDeepFuture AI のCEO。

•スタンフォード大学出身、かつてはビッグテックの研究チームに在籍していて、そのCOOが主催する選抜メンバーにも抜擢されていた。

•その後独立し、オープンソース・コミュニティを巻き込みながらDeepFuture AIを起業し、現在ではAI系のニュース等で話題に出ない日はない。

•直也とは彼が起業してまだ間もない時に、直也から迅速にアプローチがあり、会って直也を気に入っており、自分の力強い仲間と見なしている。


大田くりた 秀介しゅうすけ

•AAC(Agentic Ad Companion)社の創業者・CEO。

•大学時代にAI研究で夢を抱いたが、父の病や家業閉鎖で断念し、電報堂デジタル新卒採用空き枠でギリギリ入社したが、仕事は優秀で「処理屋」と呼ばれる実務の切り札と言われていた。後にシリコンバレーで起業し成功。


街丘まちおか 由佳ゆか

•日本GBC(Global Business Computer)社のAIセクターの事実上の最高執行責任者であり、GBC本体でも知られる才女で、最年少で部長となっている。

•秀介の大学同期で元恋人。キャリア志向で結婚よりも仕事を優先したが、秀介への想いを残しつつ、再会後は彼を支え、最後は潔く身を引いた経緯がある。ただ、今でも秀介への思いを残す。


高瀬たかせ 彩花あやか

•秀介の大学同期。電報堂で仕事をしていたが、栗田自動車にヘッドハンティングされ、現在は栗田自動車の広報部勤務。

•由佳とは親友。


大田くりた 美沙みさ

•秀介の妻。電報堂本体・営業だったが退職して現在は専業主婦として秀介の仕事から家庭での生活まで全てをサポートしている。

•父は元総務省官僚で、天下りで電報堂副社長を務めた後退任した。現在は両親がしばしば渡米して孫の顔を見に来る状況。


■加賀谷 隆司

•経産省官僚⇒大手コンサルティングファーム等を経て、グリゴラ社(日本の国策半導体メーカー)の執行役員として現在は日本の半導体政策をメーカー側で担うと期待されている存在。

•グリゴラ社の第三者割当増資に際して、直也がいち早く五井物産内部での稟議処理を進め、同時に経済紙に意図的なリークを行って、グリゴラへの他社の増資意思決定を促した戦略的な対応を評価しており、以来、直也の事を何かと目をかけている。

•元々、経済産業省の官僚時代には将来を嘱望されていた事もあり、退官する際には随分と引き止めがあったと言われているが、今でも経産省幹部とは関係性が深く、非公式に経済政策に関わる『意見交換』を政官界と行う際には、非常に頼れる窓口になってくれる。


ひいらぎ はるか

•環境省・地球環境局のエース官僚。30代前半。東京大学法学部→キャリア官僚。環境アセスメント、再エネ政策、安全保障環境といった横断テーマに強みを持つ。

•通り名は「凍結遥」。経産省リバタリアン派や利益優先の再エネ事業者がつけたあだ名。理由は、無理筋な案件を「環境破壊リスク」や「処理コスト問題」でことごとくストップさせてきたため。彼女に当たると案件が“凍結”されるので、恐れと揶揄を込めてそう呼ばれている。

•偽物のエコ」を排除し、「真に持続可能なエネルギー」を推進すべきだと考える理知派。特に地熱、水力、バイオマスをバランスよく組み合わせることを重視。FITに依存した太陽光メガソーラーは「環境破壊を装った錬金術」と冷徹に切り捨てる。

•凛とした美人。知的で切れ味のある発言。しかし私生活では意外に無頓着で、仕事のしすぎで寝落ちすることもしばしば。直也のように「理想と現実を両立させる人間」を前にすると、官僚として以上に“個人”としても強く惹かれてしまう。

•GAIALINQのビジョンに感銘を受けており、「これは環境省が後押しすべきプロジェクトだ」と確信している。同時に、直也個人にも興味を抱いていて、無意識に言葉や視線に熱がこもる。


桐生きりゅう 岳志たけし

•元・大手自動車会社の研究員 → ロボット開発部門が打ち切られたため独立。

•技術は天才肌、資金調達と経営は苦手。

•しかし「日本発の人型ロボットを世界に」という情熱を持つ。


日本JVコアスタッフ

高村たかむら 慎一しんいち

•年齢:35歳

•経歴:元・東北電力系のエンジニア → 五井物産に転職。

•性格:堅物・現場肌。「直也くんは頭はいいが泥は知らん」と言いながらも、徐々に認めていく。

•役割:チーフ(現場統括)。地熱発電・送電網・土木工事など、現場技術と安全面の責任者。


真壁まかべ みなみ

•年齢:29歳

•経歴:東京工業大学院 → 再エネベンチャー → GAIALINQ日本JVに参画。

•性格:冷静沈着で理屈っぽい。マリア(米国技術担当)と専門領域でよく議論する。

•特徴:黒縁メガネ+常にタブレットを持ち歩く。

•役割:サブ(技術担当)として、高村をサポートする。温泉資源データ解析、地熱発電効率化、AIによるモニタリング設計。


佐川さがわ 直美なおみ

•年齢:26歳

•経歴:岩手県八幡平市出身。地元高校→東北大→都内商社系グループ企業勤務を経てUターン。

•性格:人懐っこく、地元言葉が出るタイプ。直也を「ナオヤくん」と親しげに呼んでしまい、ヒロイン陣をモヤつかせる存在。

•特徴:地元ネットワークが広く、住民説明会や自治体交渉で信頼を得やすい。

•役割:サブ(諸調整担当)として、高村をサポートする。地域連携・観光組合・旅館業界とのパイプ役。直也に強く共鳴し「プラチナタウン構想」を後押しする。


米国JVコアスタッフ


■マイケル・“マイク”・オコナー(Michael “Mike” O’Connor)

•年齢:36歳

•経歴:元最大手ビッグテックデータセンター部門のシニアマネージャー。再エネに惚れ込み転職。

•性格:豪快でジョーク好きだが、仕事はシビア。直也を「Boss Naoya!」と呼んで懐く。

•口癖:「問題? No, no, it’s a challenge!」

•特徴:ビール片手に徹夜できるタフさ。実は妻に逃げられ、独身貴族を謳歌中。

•役割:チーフ(プロジェクトリーダー)。米国現場のまとめ役。直也の“同志”だが時に暴走。


■マリア・ロドリゲス(Maria Rodriguez)

•年齢:28歳

•経歴:MIT卒。PUE(電力利用効率)改善の専門家。元ビッグテック Xラボ勤務。

•性格:理屈っぽい完璧主義。直也の「泥臭い現場主義」に「非効率!」と突っ込みがち。だが、実は直也の事が好きすぎて、マイケルからバカにされる。

•特徴:徹夜中も真っ赤な口紅を欠かさない。恋愛に疎い。

•役割:サブ(技術系担当)として、マイケルをサポートする。AIオペレーションと冷却システム担当。直也との論理バトルで毎回小ネタを生む。


■リサ・ハリントン(Lisa Harrington)

•年齢:27歳

•経歴:元環境NGOリーダー。地域交渉や市民運動に強い。

•性格:人懐っこい自由人。恋愛も仕事も一直線。直也にちょっかいを出して保奈美やRICOをイラッとさせる小悪魔枠。

•特徴:コーヒー中毒。熱弁すると早口すぎて誰も止められない。

•役割:サブ(諸調整担当)として、マイケルをサポートする。地域合意形成担当。環境団体やホスピス施設との交渉に奔走。


※本編はカクヨムにも掲載しています。

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