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もふもふパラダイス

「かわいいーー!!」

「は?」


「かわいい!かわいい!!かわいい!!!!」


リリスは興奮している。何を隠そうリリスは大の動物好きである。


「もふもふだね!最高!!」


なんていいながら野獣に抱きつく。


「なっ?!や!やめろ!食うぞ?!」


「もー!そんな怖い事言わないで遊ぼ!ね?」


「遊ぶわけないだろ?!」


「ほらボールだよー!」


リリスはボールを投げて見る。野獣はボールに微動だにしない。


「ほらほら、ボールだよー!」


「だから、そんな子供騙しには……」


「きゃー!もふもふー!」


リリスは好きなだけモフりまくる。野獣はもう抗議するのも疲れ果てる。


「勝手にしろ……」


好きなだけももふったリリスは開口一番こう言った。


「今日から毎日もふもふだね!!はあはあ!」


リリスは興奮のあまりに息が荒かった。野獣はやや引き気味になる。


「お前、俺が怖くないのか?」


「うん!すっごく可愛いよ!」


「そう言われたのは初めてだ……面白い1週間だけ生かしてやろう。なに、ただの気まぐれだ。」


「ありがとう!もふりん!」


「誰がもふりんだ!俺にはアルバート・リーンと言う名がある!」



野獣は怒っているがリリスは怖くはない。


「私、リリス!リリス・ローズよ!よろしくね!アル!」


「誰がアルだ!」


「アルの方がかわいいでしょ?」


「そんな訳ないだろう!」


そんな会話から野獣との日常が始まったのだった。






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