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エルヴィラによる同時視聴①

 これで奴の十年間の記録は終わりか。長いようで短かったような気がするの。


 分かりきっていたことではあるが、我の「銘創魔術」は上々の出来じゃったな。 


 使用者の記憶を媒介として様々なものを生み出す魔術。あの狼との戦いでは、その特性をうまく使いこなしておった。


 まさか今現実に生じている狼の攻撃を記憶として脳に刻むことで再現するとは、なかなか機転の利く奴だ。


 朝村比銘人。いや、今はアルカディ・ロートレックだったか。


 我の授けた銘創魔術。お主はそれをどのように活かすつもりなのか、これからもじっくり見させてもらうとするかの。

 

 ……いや、疑問が一つまだ残っているな。


 本来銘創魔術の出力は使用者の記憶、その正確性に左右されるもの。


 正確に記憶していればいるほど生み出すものの再現性は高まる。逆に曖昧な記憶ほどその再現度は低く、効果は薄まる。


 そうなるように設計した。


 だが、奴が記憶から作り出すものは例外なく()()だった。

 

 ――人とは、あれほどまでに記憶する力に長けておったか?

 



 いよいよ朝村比銘人、もといアルカディ・ロートレックの英雄譚が本格的に始まります。

 出来る限り読者様の期待に応えることが出来るよう努力いたしますので、どうかいいねや☆ポイントでの応援、よろしくお願いします!

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