スティールハート
「私の名前はテオ、テオ・アウレオルス。君に再び戦う力を授けに来た者さ、暁ハガネ(あかつきはがね)君」
左手と右目を失い、失意のうちにある俺の前にその少女は現れた。
俺の通う青龍学園の制服に白衣を着た小柄な少女で、容姿は手入れがあまりされていないくすんだ灰色のポニーテール、顔は整っていて美少女と言えるだろうが死んだ魚の目のような濁った青い瞳と大きな丸メガネが全てを台無しにしている。そんないつもなら気にもしない少女の姿が今は甘い言葉で取引を持ち掛ける悪魔のように感じる。
「俺はもう一度戦えるのか?」
俺は少女に質問を投げかける。
「私と君の二人ならば可能さ」
まるで失敗なんて微塵も考えていないように少女は自信満々に答えた。
「俺にもう一度戦う力をくれ!」
「いいだろう契約成立だ、喜びたまえこれで君は世界が驚くほどの力を手にしたぞ!」
この日を境に、底辺を生きてきた俺の日常が劇的に変わり始めた。
左手と右目を失い、失意のうちにある俺の前にその少女は現れた。
俺の通う青龍学園の制服に白衣を着た小柄な少女で、容姿は手入れがあまりされていないくすんだ灰色のポニーテール、顔は整っていて美少女と言えるだろうが死んだ魚の目のような濁った青い瞳と大きな丸メガネが全てを台無しにしている。そんないつもなら気にもしない少女の姿が今は甘い言葉で取引を持ち掛ける悪魔のように感じる。
「俺はもう一度戦えるのか?」
俺は少女に質問を投げかける。
「私と君の二人ならば可能さ」
まるで失敗なんて微塵も考えていないように少女は自信満々に答えた。
「俺にもう一度戦う力をくれ!」
「いいだろう契約成立だ、喜びたまえこれで君は世界が驚くほどの力を手にしたぞ!」
この日を境に、底辺を生きてきた俺の日常が劇的に変わり始めた。