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紅伝  作者: もんじろう
15/143

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 眼鏡に文字や複雑な形の模様が浮かんでは消える。


「別の時間軸からの侵入者と特定。武装解除許可を求めます」


 女が左手首に巻いた、光る細い帯に話しかけた。


「武装使用ヲ許可スル」


 全く感情の無い、妙な抑揚の声が帯から返ってくる。


 女が跨がる乗り物の左右の胴体横部分が同時に蒸気をあげた。


 ぱかっと開く。


 女はそこに両手を入れ、それぞれ四角い短筒(たんづつ)のような物を取り出した。


 女が両手の短筒を、かちゃかちゃと鳴らした。


「セーフティ解除して。これでよしと」


 女が右手の短筒を骸門たちに向ける。


「実弾銃を撃つの久しぶりですね。レーザーガンは三回前の…あれ? 四回前の任務だったかな? どっちかで撃ったけど…」


 女が短筒の引き金を引いた。


 轟音と共に短筒から弾丸が発射され、魔雑兵の一人の頭に命中し、兜を易々と貫通した。


 魔雑兵が倒れる。


 女が続けて三連射し、魔雑兵は皆、即死した。


「よし」


 女が言った。

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