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紅伝  作者: もんじろう
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 激情斎が、うめいた。


 その、鬼のような顔に初めて怯えが浮かんだ。


「ここでメンバー紹介をします!!」


 奏が黒楽器を通して喋った。


「ボーカルは私、奏!!」


 奏の声が再び衝撃波となり、激情斎の全身を打った。


 魔武士総大将の特別あつらえの魔具足に細かなひびが無数に走った。


「ぐおっ!!」


 激情斎が驚愕する。


「ドラムは響!!」


 奏と響が眼を合わせ、頷き合う。


 響の持つ木製棒が太鼓を乱打する。


 黒楽器の銃身から数えきれぬほどの銃弾が発射され、激情斎を撃つ。


 瞬く間に激情斎の魔具足が砕け散った。


「ぬおーーーっ!!」


 激情斎が叫ぶ。


 響が金属の円盤を叩き、連打を終えた。


「ベースはターシャさん!!」


「イエーイ!!」


 ターシャが黒楽器を掻き鳴らす。


 続いて黒楽器の細長い部分を両手で持ち、激情斎へと跳びかかった。


 黒楽器を魔具足を失った激情斎に叩きつける。


 黒楽器から強力な磁場のようなものが発生した。

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