表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
紅伝  作者: もんじろう
123/143

123

 大太刀の風切り音を聞いた四人の女たちに、同時に異変が起こった。




 紅は一瞬のうちに違う場所に居た。


 そこは。


 正雪の家であった。


 長年、住んでいた家を見間違うことはない。


「なっ!?」


 思わず、紅が声を出す。


 無理もない。


 先ほどまで、巨大魔武士の頭の中で魔獣激情斎と相対していたのだから。


「どうした、紅?」


 部屋の襖が開く。


 そこには死んだはずの正雪が立っていた。




 奏はターシャからハンドガンを受け取った。


「奏さん、『魔弾』を激情斎に撃ってください」


 ターシャが言った。


 奏は頷き、ハンドガンに「魔弾」を装填した。


(あれ?)


 わずかな疑問が頭をよぎる。


 自分はハンドガンを触ったことすらないのに何故、流れるように扱えるのだろう?


(いえ。今は激情斎を倒すのに集中しないと)


 奏がハンドガンを構える。


 仁王立つ激情斎の頭に狙いを定める。


 引き金を引く。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ