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紅伝  作者: もんじろう
107/143

107

 が。


 シーカの身体は前方へと回転し、左脚の浴びせ蹴りに移行した。


「くっ!!」


 ターシャも、これはかわせない。


 何とか蹴りの芯を食わないよう、ずらすのが精一杯だった。


 二人はもつれ合い、地面に倒れた。


 うつ伏せのターシャの首に、シーカの前腕部が絡みつく。


(フロントネックロック!?)


 危険を察知したターシャが瞬時に首を抜き、逆にシーカの右手首を掴む。


 腕をひねり上げ、シーカの首を自分側へと引き込む。


(オモプラッタに()る!!)


 しかし、ターシャの関節技の狙いに気づいたシーカは巧みに身体を動かし、敵の両脚の間に挟まれながらも相手にのしかかった体勢へと、もち込んだ。


 下からシーカの首を掴もうとするターシャの両手を振り払い、立ち上がる。


「死ね!! クソが!!」


 シーカが跳んだ。


 ターシャの上へと跳び込み、その勢いを乗せた強烈な右拳を振り下ろす。


 これを食らえば、ただでは済まない。

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