表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/10

第1話 2 気がつくと3度目の世界

「俺達の子供だぁぁぁぁぁあ!!!」


突然俺の耳にそんな大声が聞こえてきた。

本当にうるさい。誰だ近くで騒いでるやつは。

はぁ....いつの間にか俺は寝ていたのか?

早くDOに戻らないとな。

そう思って体を動かそうとしたのだが............思うように動かない


うん?、長くゲームに居すぎたせいか?

こっちでの体が言うことを聞かない。

というかよく見れば俺は誰かに抱かれていた。しかも女性だ。


........めちゃくちゃ綺麗だなこの人。

なんで俺なんかが抱かれているのか。

そしてようやく俺は気がついた。


俺、赤ん坊になってねぇか?


意味がわからん。

.......いや、こんな場面に聞いた事があるな......


あぁ、思い出した。まだ俺が学校に通っている頃の仲の良い奴が言ってたな。


そいつはいわゆるアニメオタクだった。

聞いてもない話をずっと聞かされていたな。

まぁ、そのせいで興味がなかったラノベなど少し興味がでて、最低限だがラノベのテンプレなどは覚えているら、


自分がいる世界でトラックに轢かれるやら、通り魔に殺されるやら。

そうして別の世界に転生し、神からチート能力貰って無双だったか?


そんなアニメのような話が今現実でおきていた。

その友人からしてみれば心底羨ましがるだろう。


ならば俺を抱く女性は俺の母親という事か。.......何度見ても綺麗な女性だ。

という事はさっきのうるさい奴が俺の父親ということか?

...........羨ましい限りだ。

まさか俺の父親らしいこの男性も生まれて間もない子から嫉妬を受けることになるとは思っていないだろう。


まぁ、そんなことは置いておいてどうしようか。

何故俺はこの世界に来てのか?

神らしき人にも合わなかったし、というか俺はDOで何してたんだっけな?

DO内で意識を失ったのか新島練で意識を失ったのかも思い出せん。

何か目標というか俺にはあったはずだが思い出せん。

...........ここは潔く諦めるしかないか。考えるのも無駄だし、二度目.....いや、三度目か。

三度目の人生を楽しもうかな。









生まれてから1ヶ月が立って色々気づいたことがある。

まず、家はかなりのお金持ちらしい。

赤ん坊なので、自由には動けないが、家の装飾などを見ていると明らかに普通の家にはないようなものばかり。

この家の外見も1度だけ見たが、宮殿のような見た目だったのだ。そして庭も見る感じではめちゃくちゃ広い。

おまけに使用人もいるらしく、100人ほどいるのではないだろうかという程。

前の世界でも俺は金持ちだったが比べ物にならない。


しかし、明らかに前の世界よりもこの世界の物は数段劣っている。

これも分かる。異世界は文化が遅れている事がありきたりという事を。

文化的には中世から近世ヨーロッパぐらいであろうか。

勿論テレビや、ゲームなど電化製品などあるはずがなく、車などの乗り物もない。

暇つぶしなどまともになく、移動は馬車を使っていた。

その事実にかなり俺はショックを受けた。


次に自分の親についてだ。

やはり貴族らしい。

しかも公爵家。

あまり貴族について詳しくはないのだがかなり上の立場だということだけは分かる。

そして父は剣士として有名らしく、この王国の軍団長をしているらしい。

王国とは俺が今現在いるアストラル王国のことだ。


アストラル王国とは大陸でも1番多くの領土を持っている国だ。

大陸には他にも帝国や公国などあるらしいが、今は気にしないでおこう。


あの父がそんな凄い立場と知って時は驚いたな。俺や母の前では唯の親バカで愛妻家の人にしか見えないのだが仕事での父はかっこよかった。


勿論母もだ。母はこの公爵家に嫁ぐ前は魔術学園を首席で合格していたらしく、伯爵の長女でもあったため、父と出会い、俺を産んだらしい。

母は現在魔術師団長をしており、両親共に王国再重要人物いう俺は色々と面倒な立場だ。


次に知ったのは、母の事で先程少し言った、この世界には魔術というものが存在するらしい。

最初に気づいたのは、母親が怪我人に手を当て何かを言うと、傷が嘘のように無くなっていたのだ。

俺の知る限りではあれは回復の魔術という事になるだろう。

DOにもあったし、というかほとんどのゲームにあるようなものだ。


その事実はかなり嬉しかった。もしかするとまたゲームのように炎や水などの魔術で戦えるかもしれないと思ったからだ。

いつから魔術を使えるようになるかは分からないが、早く成長して魔術を使いたいものだ。





そして生まれてから1年がたった。

少しは自分で動けるようになり、家の事も随分詳しくなったと思う。

そして、この家には図書室というものがあるらしく、広さについてメイドが話しているのを聞いていたところ、馬鹿でかいらしい。

この世界では紙は貴重で本など普通家庭には置いてないはずらしいのだが、この家はお構い無しのようだ。


そこには叙事詩や風刺文学の本の他、詩集や物語などの本など色々あった。

しかし、薬学の本はあったが医学の本がなかったり、数学の本はあるが物理学の本がなかったりとそこについては疑問に思ったが、恐らく無いものは全て魔術があるから必要が無いのだろう。

医学など回復魔術があれば問題ない。

物理学など魔術がある時点で意味をなさない。

そう思うとこちらの世界はかなり便利のようだ。


そして、俺はある本に興味が出た。

それはやはり魔術についての本だ。

魔術書と呼ばれるものらしく、この世界の魔術について、詳しく書かれている。

これらは母の私物らしい。

......というか作者を見ると母だった。

それほど母はこの世界で物凄い魔術師なのだろうということが分かる。

しかし、たまに俺的にあやふやな所があるが魔術のことをある程度知れるだけで俺は嬉しかった。


それからは時間があれば魔術書を読んでいた。他の人から見れば魔術書を読むありえない1歳児なのだが、父親と母親の反応は嬉しそうだった。









俺は5歳になった。

1歳の時から魔術師を読み、3歳からは貴族としての作法を学び、5歳からは剣の鍛錬を行うらしい。

ここまでクソほど面倒な事ばかりだったが、魔術の為に、俺は耐えた。


そして、それが今日叶うのだ。

この世界の人は5歳なると魔術が使えるようになるらしい。

協会に行き、そこで神の像に祈りを捧げると使えるようになるらしい。


この世界では小さい内から色々なことをするようだ。魔術の事も俺自身もう少し後かと思ったのだが、5歳で使えるようになるとは思わなかった。


普通5歳の子が魔術なんて使ったら危ないと思わないのだろうか?

しかし、これがこの世界の普通らしく、同じく5歳から剣を扱うようになる。


英才教育と言うやつなのだろうか?

........少し違う気もするがまぁ、普通の事なら素直に受け止めるしかない。


そして、俺は父と母の3人で教会に来た。


周りには俺と同年代の子達がいた。

もう既に終わっている子もいるらしく、俺は随分遅れてきたようだ。

まぁ、その理由も......


「グローリア、緊張してないか?大丈夫か?」


この父だ。出発の時間になっても家からでず、母が見に行くとどうやら緊張して部屋で固まっていたようだ。


父が緊張してどうするのかと思ったが、母が何とか連れてきて、ようやくここに来れたのだ。


「大丈夫ですよ父上。ただ祈るだけですから」


俺は話す時はちゃんと丁寧な言葉を使う。

この世界ではそういうことは大切らしく、貴族として、恥のないようにしなさいとこの世界で学んだからな。


「あなた、その言葉はもう10回は聞きましたよ」


本当にそうだ。父はどれほど心配性なのだろうか。........まぁ、嫌ではないが。

前の世界では親と碌にに話さなかったからな。


「だ、だってなぁ...........」


.........子供のようにいじけてしまった父はさておき、どうやら今日魔術が使えるようになるでけでは無く、ステータスプレートというものが貰えるらしい。


母曰く、自分の強さが色々書かれるいると。

........本当にDOみたいな感じだな

この世界の人達は自分のパラメーターが表示されることについて疑問に思うことは無いのか?

前の世界でHPなど表示されるもんならかなり便利だっただろうな。


..........でそのステータスプレートについて1つ俺が納得出来ないのがステータスプレートは本人であれば既に見えているらしい。

本当かそれ?この5年間全く見えなかったし、ゲームのようにステータスを開いてみる素振りをしたのだが何も起きない。

というか普通5歳にも満たない子がそんな事分かるはずがない。

今までそういう事実があるとは何度も聞いてきたが、実際見た人、覚えている人がいないので、誰かがそんなデマを流したとしか考えられないのだが。


まぁ、楽しみだ。ステータスが見れればゲームのように強くなれるのだろうという期待がある。


「こういう時こそ冷静にですよあなた。今はグローリアを笑顔で送りましょう」


母は流石だな。........父にはそういう所を見習って欲しいものだ。


「では父上、母上、言って参ります」


あぁ、楽しみだ。

俺はどんな魔術が使えるだろうか。

DOならば全属性使えたが、この世界では普通では無いからな。

魔術師団長の母でも3属性と言っていたし。

父の影響で魔術は並でATKが高くなるか。

それならば剣士を目指すのも悪くない。




俺は教会の奥にある神様の像の前に跪き、祈りを唱えた。


(.........久しぶりです)


..........ん、誰かの声がした気がしたのだが。

まぁ、気にしない気にしない。

祈り終わると体に少し違和感を感じた。

別に悪い事ではなく、これは神が魔術を与えているという事(と言われている)。


ふむ、という事は魔術は使えるようだ。

さて、ステータスプレートはどんな感じ出でるのかな?


そう考えていると、ふっ、と俺の前に1枚のプラスチックのようなカードが現れた。

.......なんでこの世界でプラスチック製なのか。


とりあえず見てみるか。


-----------------------------------

グローリア=フォーマイン

LV:925 :勇者


HP: 46250/46250

MP: 92500/92500

ATK: 87875

DEF: 27750

INT: 69375

RES: 25900

DEX: 9999

AGI: 9999


・装備


【炎魔術十位階】【水魔術十位階】

【氷魔術十位階】【風魔術十位階】

【雷魔術十位階】【地魔術十位階】

【光魔術十位階】【闇魔術十位階】

【聖魔術十位階】【無魔術十位階】

------------------------------------


.....................うん。

凄い見覚えのあるステータスだな。


これはあれだな。俺のDOのステータスだな。

うん。そうかそうか。俺データ消えてなかったのかそうかそうか。

ははは..............待ってくれ。


................こんなもの父と母にどう説明すればいい。


確かに嬉しい。嬉しいけどなぁ........


魔術全属性、しかも十位階。確かに使っていたけども。

そして、この世界基準ならアホみたいなステータス。


この世界最強という父のステータスを1度見た事があるが、確かに父のステータスはDOならば初期であれば強かったであろう。


だがDOはアップデートが多いゲームだった。

その度にレベル上限解放や、武器追加などしており、俺の時代では父は初心者と変わらないだろう。


まぁ、それは置いといて、この世界とDOはあまりにも似すぎてないか?


DOでもあった魔術。改めて見るとステータス表示も全く同じだ。武器も見たことのあるのが幾らかあった。

魔物などは知らないが恐らく知っている魔物がいるだろう。


またDOができると思えば嬉しいんだけどなぁー。


俺のステータスならこの世界では化け物認定確実だな。

.......本当にどうしようか。

父と母にステータスを見せないと言ってしまえば父と母は許してくれるだろうが、俺は公爵家の嫡男。しかも軍団長と魔術師団長の息子である。

その子供がステータスを見せないなど絶対に問題になる。


やはり父と母には見せなければならない。

いや、見せた方が賢明だろう。


..........だが、このステータスを見たらどう思うだろうな。自分の息子が化け物じみたステータスで。


「...........はぁぁぁぁぁぁぁ」
















「ど、どうした?.......まさか.....」


俺が戻ると父は俺を見てそう言った。


「いえ.........そういう訳ではなくて..........」


周りの子供達はほとんどが嬉しそうに親に報告している。


「どうしたのグローリア?何か言いにくい事でもあるの?」


流石母だ。なぜ分かるのか。

.......ここでは言えないよな


「.......あの、父上、母上....見せるのは家に帰ってからでいいでしょうか?」


そう言うと、父と母は一瞬顔を歪ませたが、父がすぐに笑顔になった。


「.......あぁ!、そういう事か!」


..........ど、どういう事だ?

何故父が納得したかは知らんが......まぁ、いい、のか?


「うーん、そういう事なら家に帰りましょうかあなた」


「あぁ、楽しみだ」


母まで納得しているし。

何故納得したのか教えて欲しいのだが......




皆様どうも、邁進リリーです。

今後の投稿ペースを話しておきます。

恐らくというか、絶対毎日投稿は私自身無理だと思っていますので、週に2.3程度で投稿していきます。

たまに多くなる場合や少なくなる場合もあるかもしれませんのでご了承ください。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ