第1話
拙い文章ですが読んでくれれば幸いです。
コメント等受け付けております。ダメ出しでも何でも下さい。不定期の投稿になりますが、よろしくお願いします。
「………ここはどこだ？」
たしか俺（|式崎夢月<<しきざきむつき>>）は寝ていたはずだ、だというのに今俺が見ている光景は自分の部屋ではない。何も無い、白い空間にいる。…1つだけ思い当たる事はある。だがそれはあまり考えたくないことだった。それはつまり…
「俺は…死んだのか？」
「はい、あなたは死にました。」
「…！」
俺は声がした方向を反射的に見た。するとそこには絶世の美女というべき容姿をした女性がそこに立っていた。
「あなたはいったい？」
「私はあなた方でいう女神という存在です。そしていきなりで申し訳無いのですがあなたにはこれから地球とは別の世界…異世界に行ってもらいます。」
やはりな、俺が死んだことがわかり尚且ついきなり現れた女性が女神だというこということからなんとなく異世界に行くのではないか？と思っていた。何故か。それは俺が所謂異世界小説のファンだからだからだ。その異世界小説にはやはりこのような展開のものがあったから予想がついた。まぁ、俺がその体験をするとは夢にも思わなかったが。
「あまり驚かないのですね。」
「えぇ、なんとなく想像がついていたので。」
「そうなのですか。まぁ、そのほうが説明が楽なのでいいのですが。では、あなたがこれから行く事になる異世界の説明と行くことになった経緯を説明しますがよろしいですね？」
「はい、お願いします。」
「ではまずその異世界のことですが…」
「……ということです。」
…なるほど。今の話をまとめると、
①女神側の間違いにより死ぬはずの無かった俺が死んだこと
②気付くのが少し遅れてしまったために元の世界では暮らせないこと
③お詫びとして俺が好きであった異世界小説と似たような所にチートを持って行けること
④その世界は典型的な異世界小説のような世界であること
まぁ、こんなところだろう。正直あんまりいい気はしないが、それ以上に異世界に行けるという事にワクワクしている自分がいる。もちろん死ぬ危険も元の世界よりは多くなるがそれでもチートを持って異世界に行けるという事は大半の人は楽しみになるだろう。
「そろそろよろしいでしょうか？」
「あぁ、すみません。大丈夫です。」
どうやら頭の中でまとめている時間が、長かったらしい。
「では、早速ですが、これからチートを選んでもらいます。今からあなたの前に表示される中から好きに選んでください。」
「数はいくつまでえらんでいいんでしょうか？」
「あー、少し待ってくださいね……はい、では3つ選んでください。」
「わかりました。」
しかし3つか…てっきり俺は1つかと思っていたが…聞いて見るものだな。では選ぶか、ふむ…なるほど…
「女神様、選び終わりましたよ」
「…選ぶのが早いのですね。まぁ、いいです。では早速ですが異世界に行ってもらいますが、準備はよろしいですか？」
「はい、もちろん大丈夫です。」
「では、これからの新たな人生に祝福を」
さぁ、これから俺の異世界チート生活が始まるぜ！
