オペレーション・ブレイク・ホーム8
連邦軍からの依頼を勝手に受けたら社長にド叱られた件について。
まあ社長の言いたい事は分かる。せめて一言言ってからにするのが筋と言う物だろう。俺は幾つかの小言を受け流しながらも黙って聞いていた。
『全く、連邦からの依頼を受けてしまった以上は仕方が無い。今更キャンセルなど出来んからな。良いかキサラギ。必ず生きて帰って来い!貴様にはまだまだ働いて貰わねば困るのだからな!』
「了解しました。まあ、一クレジットくらいなら会社に還元させて頂きますよ」
『要らんわ馬鹿者。兎に角、さっさとマザーシップを片付けて帰って来い。儂からは以上だ』
社長はぶっきら棒に言いながら通信を切る。通信が切れてしまったが気にする必要は無い。
「マザーシップを片付けろか。簡単に言ってくれるぜ。けど、やるからには決めたいよな。そう思うだろ?ネロちゃん」
「はいマスター。しかし現状では非常に厳しいです。地球連邦統一軍から提示された作戦内容を確認しましたが成功確率は10%未満です」
「零じゃ無いだけマシだな。まぁ、細かい話はもう一度聞けば良いさ。もしかしたら1%上がるかも知れねぇからな」
俺は連邦軍から指定された艦に向かいながらネロと話す。因みに指定された艦は第六艦隊旗艦CVペールレールだ。どうやら作戦開始場所は艦隊で分かれてやる様だ。
「此方、傭兵企業スマイルドッグ所属。ヴィラン1のシュウ・キサラギ准尉。IDナンバーN-68734。確認されたし」
『此方空母ペールレール。IDナンバーを確認。ようこそヴィラン1。第四カタパルトに着艦せよ』
「ヴィラン1了解。ついでに作戦の詳細を再度教えて貰えるかな?取り敢えずマザーシップにカミカゼするのは覚えてるがな」
『了解しました。作戦の詳細を其方に送ります。確認して下さい』
ペールレール所属の男性オペレーターは黙々と事務的に対応する。だがそんな対応ではお笑い芸人にはなれそうに無いな。
「なあアンタ随分と不景気な面してるけど生まれ付きなのか?」
『……』
「何だよ。無視か?別に構わねえけどさ。こんな時じゃねえと軍機違反の一つや二つは出来ねぇだろ?いきなり制服脱ぎ出して奇声を上げても錯乱したで済むかもだぜ?」
『親友と同期達を惑星ソラリスで亡くしました。貴方は人の不幸話を聞きたいのですか?』
相手をからかったら思った以上に地雷な話が出て来てやっちまった感がある。此処は俺が責任取るしかねえな。普段なら野郎の責任なんて無視して笑って済ましてやるのだが。
今回ばかりは駄目な気がしたのだ。
「成る程な。なら俺に賭けろよ。俺がマザーシップに一撃決めてやるってな」
『……ッ。貴方の様な無名の傭兵に出来るとは思えない。唯、死にに行く様な物です。今回は翡翠瞳の姉妹も参加しています。精々彼女達の邪魔はしないで頂きたい』
「馬鹿だなお前。無名の奴が大戦果を上げる時が一番盛り上がる瞬間じゃねえか。二つ名何て痛々しい物を持ってる奴が戦果上げてもつまんねぇだけじゃん。大方お前ら連邦の将兵共は百合姉妹に賭けてんのか?寂しいねぇ。一人くらいは俺に賭けろよな。全く、ノリが悪い連中だぜ」
俺は機体を勢い良く第四カタパルトに着艦させる。その際丁寧に着艦する様に警告が出るが鼻で笑って済ます。そして機体が止まり一度ペールレールの格納庫内に入って行く。
『貴方の様な無責任な人に任せられる任務では無いのです。この作戦は全宇宙に住まう民の運命が決まる戦いです。私の親友も、同期達も、皆んな……命を掛けて死んだ。だから、そんな軽い気持ちで作戦に参加しないで頂きたい!』
「はぁん。成る程成る程。つまり真面目にやれと?」
『そうです。この作戦に参加する者達は皆強い信念を持って参加しています。貴方も翡翠瞳の姉妹を筆頭にした歴戦の傭兵達を見習うべきです』
男性オペレーターは言いたい事を言ってから深呼吸をする。どうやら随分と鬱憤が溜まってる様だ。可哀想に。見た目はまだ若いと言うのに。此奴、将来ストレスで十円ハゲ出来るわ。
「一つだけ訂正させて貰うぜ。今回参加する連中に信念なんて持ってる奴は居ねぇよ」
俺は信念と言った男性オペレーターに訂正を入れる。すると不快な表情を隠す事なく出す。
「良いか。良く覚えておけ。俺達傭兵に信念なんて立派な物は無い。持ってても下らねぇプライドとポリシーくらいな物さ。俺はAWが好きで好きで堪らなくて傭兵になった口さ」
『貴方は……狂ってますね』
「まぁ聞けって。翡翠瞳の姉妹だって連邦に媚び売った方がメリットが大きいと判断したんだろう。そして自分達の腕前に自信があるから依頼を受けたに過ぎんさ。後は報酬が相場以上に高いからだろう」
俺が語ってる間、男性オペレーターは黙っている。いや、俺の言葉を聞いている連中は皆んな此方に耳を傾けている。
「結局さ。傭兵なんてそんな物なんだよ。クソッタレ、戦争屋、不幸を撒き散らす存在。誰からも嫌われてる存在。だが、どの勢力からも必要とされている存在。それが俺達何だよ。正義も信念も無い。有るのは自身の快楽と力を見せびらかしたい自己主張の高い欲の塊さ」
この傭兵と言う世界に入って分かった事。俺達は体の良い駒に過ぎないのだと。傭兵である以上変えようの無い事実だ。
そして同時に日常では味わえ無いスリルを体験出来る。AWを駆り、敵を蹂躙し、圧倒する。時には汚い仕事や切り捨てられる時すらも有る。だが、それら全てを引っくるめても傭兵を辞めるつもりは無い。
それは正規市民になっても変わる事は無い。俺はもう、この世界から抜け出せなくなっている。
「だからさ。お前達は俺達に期待をするんじゃない。報酬額通りの仕事をやって来いと言えば良いんだよ。お前達の信念何て余計な物を乗せようとするな。最終的に裏切られたと逆恨みするからな」
『……ッ』
何も言い返せない辺り思い当たる節が有るのかも知れない。だが、これは変えようの無い事実だ。
傭兵は英雄には成れない。いや、成ってはなら無い。
「まぁ、如何してもと言うなら追加でクレジットを支払ってくれりゃあ乗せても良いぜ。一口百万クレジットで受けてやるよ。他の連中にも宣伝宜しくぅ!」
『ふ、ふん!誰が貴様の様な奴に乗せるか!我々連邦軍は仲間に希望を託す!お前は……く、依頼通りの仕事をやれば良い!』
「なら其方もしっかりと気張れよ。友人や同僚達の思いを背負いながら。しけたツラするのは全部終わってからにしな。今はマザーシップをぶっ潰す。俺も個人的にマザーシップには煮え湯を飲まされてる様な物だからな」
正確に言うならアイリーン博士辺りからだが如何でも良いだろう。
男性オペレーターは鼻息を荒くしながら通信を切る。やっぱり俺って嫌われてんな。
「別に良いけどな。野郎に好かれるのは勘弁だし。それにしても流石は正規の軍人さんだねえ。手際が早いの何のって。もう増加装甲取り付けようとしてるよ」
連邦はZX-07アストライを主力機としている。確かにZC-04サラガンはアストライを参考にしている所はある。しかし俺の機体は改造されているし、若干の大型化になっている。
にも関わらず目敏く気付いて手際良く調整を行い、既に追加装甲の接続部を確認作業に入っている。
正にこれがプロフェッショナルの仕事なのだと痛感した瞬間だ。
「ウチの整備班どもにも見せてやりたいぜ。彼奴ら無駄に職人気質だからな。SFの世界なんだから便利道具を使えっての」
無論戦艦グラーフにも整備設備と道具はちゃんと揃ってはいる。しかし、連邦の潤沢な軍費を注ぎ込んでる設備を見ると……何だか急に悲しくなって来た。
別に社長が悪い訳では無い。寧ろ傭兵企業としてはそれなりに設備関係に投資はしてる方だ。唯、三大国家の贅沢な資金繰りが凄まじいだけだ。
「んー、やっぱり今度整備班の連中と飲むか。正規軍がなんぼのもんだってな。職人気質万歳ってな。さて、一旦降りるか。連邦の正規空母なんて今後着艦する機会は無いだろうし。ん?あの機体」
機体の隣に新たな機体が搬入される。その機体はアストライだが特殊兵装アラクネを装備していた。つまり翡翠瞳の姉妹の御登場と言う訳だ。
「チッ、そう言えば百合姉妹も参加するとか言ってたな。今から一度挨拶にでも行ってやるか」
俺は一応共同する相手なので軽く挨拶をする事に決めた。ハッチを開けてコクピットから出てエレンティルトへ向かう。その間にも整備兵達はエレンティルトにも群がり始めていた。
そして俺が近づき始めるとエレンティルトのハッチが開き中から美少女二人が出て来た。
(ガキであの腕前かよ。コレは認めたくは無いが認めざるを得ないか)
プロフィール画像では見た事はあるが美少女姉妹なのは本当らしい。
彼女達を一言で言うなら姉の方はクールビューティーで妹の方はキュートだ。パッと見た限りでは色白で西洋人形に近い印象を受けるだろう。更に翡翠色の瞳が少々特殊なのか光の角度によって神秘的な輝きと動きを見せていた。
妹のフランチェスカ少尉だろうか。此方に気付き視線を向ける。更に姉のフランシス中尉の方も此方に気付き睨んで来た。
「ハッ!美少女なんだから笑顔振り撒いとけば良い物を。そっちの方が傭兵よりも遥かに楽な人生を歩めただろうにな」
「その機体、貴様はあの時の傭兵だな」
「まぁな。一応一言挨拶と礼を言っときたくてな。あの時の先導は感謝してるよ。お陰で俺はまだまだバレットネイターを完全に扱い切れてる訳では無い事が分かったからな。それから今回の依頼を共同するんだ。精々お互いに生還する事を願っておくよ」
俺は姉妹達に軽く礼と挨拶を済ませる。フランシス中尉は相変わらず睨んで来るが、フランチェスカ少尉の方は此方を見ては無かった。どちらかと言うと俺の斜め後ろを見ている。
視線を追ってみるとバレットネイターを見ていた。
「ねえ、貴方の機体は何処にでも行けるの?」
「はあ?どう言う意味だよ」
「違うの?サラガンだから整備や補給はし易いんでしょう?」
俺はトンチンカンな事を言い出すフランチェスカ少尉を見ながら考える。
確かにサラガンは全宇宙で人気の高いベストセラー機だ。故に大抵の場所でもサラガン本体やパーツは売られている。勿論サラガン以外の機体パーツは売られているので別にサラガンに拘る必要は無い。
唯、一つ言えるのは殆どの武装組織にはサラガンは採用されている。例え資金不足が深刻な組織でも無理をすればサラガン一個小隊くらいなら用意出来るくらいには。
だからサラガンを使ってる連中はどの組織でも機体だけは万全に近い状態に持って行ける訳だ。
後は模造品も売られているしな。扱い易さと整備が比較的楽なサラガンは、現地で生産する事も他のAWより比較的容易だ。無論ライセンス生産した方が一番良い事だが。世の中社長以上にケチな連中は居るものだ。お陰でモンキーモデルも出回ってる始末だ。
「ふぅん。そうだな、大抵の依頼先でも運用は可能だな。アストライと違って、部品の供給には困る事は無いし。だがサラガンだけじゃ無理だな。遠くへ行く為には艦が必要だ。まあ、俺はもう直ぐ何処にでも行ける存在になれるがな!」
「そうなの?」
「今回の依頼が成功すれば高速大型輸送艇が購入出来る。つまり本当の意味でフリーランスの傭兵になる訳だ。まぁ、暫くはまだスマイルドッグに居てやらん事もないけどさ」
「へぇー。でも私達も高速大型輸送艇持ってるよ」
「何?その話ちょっと詳しく」
「態々貴様に話す必要は無い。そうだ思い出したぞ。貴様、あの時はよくも私達を辱めたな」
突如フランシス中尉が割り込んで来たと思えば此方もトンチンカンな事を言い出す。やはり姉妹なのだなと感心してしまう。
「辱めた?記憶にねぇな。勘違いじゃねえの?」
「私達の事を……ゆ、百合百合と呼んだな。お陰で私は、その、恥ずかしい目に遭ったんだ!」
若干頬を赤く染めるフランシス中尉。因みにフランチェスカ少尉は頭にクエスチョンマークが浮かんでる。
「何ぶりっ子ぶってんだよ。ガキじゃあるめぇし。傭兵やってる癖に百合百合も知らねえのかよ。どんだけ畑違いの所で生活して来たんだよ」
「何?どう言う事だ」
「たかが百合なんて大した事でも無いって意味だぜ。それなのに恥ずかしがって赤面するとか。生娘かテメェは。生娘なら生娘らしくお嬢様学校にでも行って来いよ」
唯、この姉妹がお嬢様学校に行ったら間違いなく同性にモテるだろう。何せ見た目は一級品だからな。きっとこの学校では皆んなやってるとか言われて別の姉妹が誕生するのは必然的。
「……貴様、不埒な事を考えているな。言え!」
「だから何で分かるんだよ。顔に出してねぇだろ。そっちこそ分かった理由を言え!」
「うんとね、雰囲気かな?」
「超絶アバウトな理由をありがとよ。どいつもこいつもマジつっかえ」
下らない悪態を吐きながらエヴァット姉妹に背を向ける。
「待て。貴様は色々と不純な奴なのは理解した」
「変な理解の仕方はやめて貰いたい物だがな。で、まだ何か用か?」
「貴様の腕前はある程度は認めている。だから精々生き延びる事だ。そうすれば私達の負担は減るからな」
「はん。言われるまでもねぇよ」
フランシス中尉と顔を合わせながら若干の笑みを浮かべる。そしてフランチェスカ少尉がひょっこりと顔を見せながら言う。
「フランはね貴方の事を認めてるんだよ。それはとっても凄いんだよ。普段は「あの程度なら私達の障害にならない」て言うもん」
「フーチェ!な、何を言ってるのよ!」
先程までの強者故に出せる雰囲気があっという間に消え去ってしまう。しかし俺の事を認めているのか。口に出して言われるとこそばゆい事この上無いぜ。
「そうかそうか。アンタも妹を見習って素直になれよ」
「煩い!貴様に言われると無性に腹が立つ!」
「へいへい。ま、精々お互い上手く稼ごうや。じゃあなフラン、フーチェ」
「愛称で呼ぶな!」
「うん!またねバレットネイターの人」
俺はこれ以上フランシス中尉に怒鳴られる前にサッサと離れる事にする。取り敢えず一度バレットネイターに戻ろうと思う。何故ならバレットネイターの足元に居る連邦の整備兵達が此方に手招きしているからだ。
「シュウ・キサラギ准尉ですね。今直ぐコクピットに戻って下さい。これよりABブースターの調整を行いますので」
「悪いな。勝手に動いちまって。ついあの姉妹に挨拶したかったからさ」
「そうですか。ですが我々に時間は多くは残されてはいません。私達は最大限出来る事を行いマザーシップを撃破しなければなりません」
「分かってるよ。アンタ達の強い意志は良く理解してるさ。俺もマザーシップには色々とお世話になりっぱなしだからさ」
そして整備兵達に従い直ぐにコクピットに入り、ABブースターを宇宙空間で使用出来る様に一緒に最終調整を行う。
本来なら惑星から飛び立った後は切り離される筈のABブースター。それを宇宙空間で最低限運用出来る用にする。コクピットのモニターで確認すれば満足な武装は外付けで対ビーム撹乱粒子ミサイルが四発。ABブースターの腹の下、追加燃料が入る場所にN弾を格納する。そして前面部には慣性装置を積めるだけ積んで行く。
機体にも前面部に追加装甲を付ける。特に胸部は一番良い物を装着している。これはパイロットの生存とN弾による汚染を考慮しての処置だ。
「操縦の自由度が低いな。もう少し何とかならんか?」
「ABブースターの直接操作はお勧め出来ません。唯でさえ運用方法が違いますのでバランス調整に時間が掛かってしまいます」
「なら機体で直接操作しよう。サイドスラスターや脚部スラスターの瞬間出力を上げればどうだ?」
「そうですね……多少は動きますが機体だけで無くパイロットにも要らない負荷が掛かる恐れが有ります」
「今はそんな悠長な事は考えんなよ。必ずマザーシップを撃破する。つまりパイロットの事は二の次だ。勿論、俺は二の次にされても生きて帰還するから問題無いんだよ」
「分かりました。此方で調整しておきます。また推進剤にも変更を加えて出力を増加させます」
「おう、それで頼むぜ。後は一度で良いからシミュレーターがしたい。出来れば今の調整に近いやつでな。出来るか?」
「お任せ下さい。自分達はプロフェッショナルですから」
非常に心強いお言葉と共に離れる連邦の整備兵。そして五分もしない内にシミュレーターの準備が整う。
「成る程な。流石は三大国家の一つだよ。抱えてる才能有る人材も桁違いな訳か」
「恐らく電子関係でのギフト保有者が多数居るのでしょう。またシミュレーター内容は非常に洗練されています」
どうやらネロは送られたシミュレーター内容を直ぐに確認した様だ。マスター想いの強い戦闘補助AIとはな。世の中何が起こるか分からんね。
「ハハ。ネロからの御墨付きとなれば話は早いな。なら早速やるか。ネロはABブースターの制御と対ビーム撹乱粒子ミサイルの制御を頼む。俺は操縦と周りの敵に集中する」
「了解しました。最善を……いえ、完璧にこなしてみせます」
「ネロ、お前最高かよ」
そして始まるABブースターのシミュレーター。内容は今の戦場と全く同じ。兎に角オーレム群を突破しマザーシップに辿り着く。
「腕がなるぜ。流石に主役級のミッションは難易度が違うぜ。けどな……伊達に俺もギフトだけで戦場を生き延びた訳じゃねえんだよ」
マザーシップとオーレム共に見せてやるさ。
アイツらが、かつて仲間として共に戦場を歩んだ奴の背中を。
小さくても明日への希望を見せ続けた奴の背中を。
共に笑い肩を組みながらも前に歩んでいた背中を。
そして……あいつが、愛した女が憧れた背中って奴をな。
例え……もう、その必要が無くなった背中だとしても。
「見せてやるさ。本物の道化って奴をな」
シミュレーターが始まったのと同時に一気にブースターを全開にするのだった。
ストック切れるかも(´º∀º`)




