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命令違反上等!

 CPから墜落したパケット3の救出命令。しかし、その命令を聞いても誰も動こうとしなかった。

 理由は簡単だ。パケット3を救出する為の部隊や救出ルートに関して何一つ指示が来なかったのだ。

 本来なら直ぐに命令に対して詳細な内容が伝わって来る筈だ。しかし、今の命令はパケット3の救出せよと言った切りで止まっていた。


「なぁ、この命令をどう思う?」


 俺は誰に問い掛けるまでも無く質問した。


『俺達は何もする必要は無い。他の部隊も似た様な物だ』

『そうですね。通信を傍受する限りですが他の部隊も同様です』

『敵の戦力が不明なんだ。救出に行こうにもリスクが高過ぎる』

『皆の言う通り。私達は現在地で待機して居れば良い』

『僕もそう思うかな。だって……死にたく無いもん』


 そして誰も喋らなくなる。俺は胸ポケットに仕舞っていた血に染まった手紙を出す。


 “オマエハ……希望、ニ……”


 思い出すのはアラン軍曹の最後の言葉。


 今、あの墜落した場所には味方が俺達の救助を待っている。


 なのに、誰も動こうとしない。


 それでも生き残ってる者達は必死に生き残る為に足掻いている。


 だけど、誰も救おうとしない。


 この戦場に希望は無い。


 この時代に希望は無い。


 この世界に希望は無い。




 ならば……俺が希望になるしか無いだろう。




(フッ……まぁ、こう言った展開は転生者ならではの特権だわな)


 ここまで生き残って来れたのも、持ち前の記憶と幸運が生かされたからだ。なら、それをもう一度使えば良いだけの話。

 幸い、今回はオビリオンがある。硬い装甲に包まれて、そこそこの機動力もある。


「タクシーで逃げた時よりも恵まれてるじゃん」


 あの時は装甲も無いし、対人特化型MWと随伴部隊に追われてた。だが、今回は反撃出来る火力も有る。

 尤も、逃げながら反撃出来るかは疑問だけどな。

 しかし、そうと決まれば話は早い。今は一分一秒が惜しい時間となる。

 それに、善は急げとも言うしな。


「と言う訳で、タケル軍曹。オビリオンから降りてくれ」

「何を言ってるんだお前は?」


 突然の事にタケルの反応はイマイチだった。その返しでは芸人としては食って行けんぞ。


「だーかーらー、俺は今からパケット3の救助に向かうの」

「正気か?アラン軍曹の戦死で気でも狂ったか」

「狂ってねぇよ。失礼な。良いかタケル、耳の穴かっぽじってよーく聞け」


 俺は通信をオンにしてるのを確認しながら、仲間達にも聞こえる様に言う。ちゃんと情報は共有しないとな。


「パケット3の存在がどうであれ、救出しろと命令が来た。そうだな?」

「だが、具体的な内容は無い」

「その通りだ。お陰で誰も動いてはいない。それどころか今や部隊全体が停滞してる始末だ。恐らく司令部で一悶着が起こってるのは間違いない」

『ならば尚更現状維持すべき。態々死にに行く必要は無い』

『そうだよ!それにパケット3だって生存者が居るかも分からないんだよ!』


 レイナ伍長とリロイ上等兵の意見は尤もだ。だが、同時に現在の状況はチャンスになる。


「誰もがそう思ってる。だから動こうとしない。だからこそ、今がチャンスなんだ」


 俺は力強く断言する。このチャンスを掴み取る事が出来れば間違い無く俺は英雄だ。


「パケット3が抱えていたのが情報か人か。もしくは他の何かだろう。その何かを持って帰って来るだけで、あら不思議。安全な後方勤務に早変わりだ」

『……どう言う事?』

「誰も動かない。だが救出命令は今も出たままだ。これが何を意味するのか。理解してくれると助かるんだけどね」


 そしてオビリオンのエンジンに火を掛ける。エンジンは直ぐに掛かり快調な音が車内に伝わる。


「さて、お喋りは此処までだ。今は時間が惜しい。いつ救出命令が撤回されるか分からんからな。タケル、早く降りろって」

「はぁ、お前は本当に無茶をする奴だ。一つだけ聞かせろ」

「ん?何さ」

「アラン軍曹の戦死は関係無いんだな」


 タケルの質問に僅かに思考を巡らせる。

 関係有るか無いかと言われれば有るとしか言えんからな。

 だから、俺は正直に答えた。


「有るさ。アラン軍曹にとって、この部隊にとって、俺は希望みたいな物らしい」

「……何だそれは?」

「知らねぇのか?英雄ってのはこう言う場所からひょっこり現れる者なのさ。サインが欲しかったら早目に言えよ。将来プレミアが付くのは約束するよ」


 俺の回答にとてつも無くデカい溜息を出すタケル。全く、失礼な奴だな。


「馬鹿だ馬鹿だと思っていたが、此処まで馬鹿だったとはな」

「馬鹿も一周回れば天才になるよ」

「天災の間違いだな」

「お!今のは上手かったぞ」

「少し待っていろ」


 タケル軍曹は一言いうとオビリオンから降りて、アラン軍曹の12.5ミリ重機関銃を拾って戻って来た。


「お前の様な馬鹿でも、死なれたら困る奴も居る」

「……死ぬ確率は高いぜ?」

「ピンチはチャンスなんだろ?なら、そのチャンスは俺も掴む」

「そうかい。なら好きにしな」

『私も行く』

「「レイナは駄目だ」」


 しかしレイナ伍長は何食わぬ顔をしてハッチを開けて乗り込んで来た。


「中、結構狭いね」

「まぁ、基本一人乗りだし。てか、降りなさい」

「救助に行くならパワーアシスト持ちは必須。そうでしょう?」

「そりゃあ……まぁ、ねぇ?」

「おい、何簡単に言い負けてる」

「喧しい!お前だってレイナに口では勝てないだろうが!」


 そんな事を言いながらオビリオンを前進させようとする。しかし、前にはハラダ曹長と他の仲間達が立ち塞がる。


『無謀な事は止めろ。隊を危険に晒すつもりか?』

「隊長達は後方で待機してて下さい。今回は少数で迅速に行動しなければ成りません」

『そう言う事を言ってるのでは無い‼︎アラン軍曹に続いてお前達も死ぬつもりか‼︎』


 ハラダ曹長の一喝。それは当然の事だ。今まさに命令違反だけで無く、勝手に小隊から離れようとしているのだ。


『俺はこの小隊の隊長だ!これ以上誰かを死なせる訳には行かん!』

「死ぬつもりは微塵も有りませんよ」

『死ぬかどうかは、お前が決める訳では無い!今直ぐに戦車から降りるんだ。これは命令だ』


 ハラダ曹長の命令。それは俺達の身を案じての事だ。

 もし、これが欲深い奴だったら手柄だけ横取りしてたかも知れない。

 俺はハラダ曹長と他の仲間達を見ながら笑みを浮かべた。


「ごめんなさい。その命令は聞けません。後で反省文でも何でも書きます」

『駄目だ。これ以上は行かせん。絶対に』

「ハラダ曹長、約束します。必ず帰還して全員で基地に凱旋しましょう。そして安全な後方勤務で給料だけ貰う生活を送りましょう!」


 そしてアクセルを踏み込みオビリオンを前進させる。


『待て!話はまだ終わって』

「あーあーあー、通信の状況が悪い様です。通信不可能と判断したのでパケット3救出に向かいます!」


 通信を切って操縦に集中する。これから先はパケット3救出を第一に考えなければならない。


「良いのか?これは懲罰物だぞ」

「その懲罰物に付いて来た奴に言われたく無いぜ」

「確かにな。それで、プランは有るのか?」

「有るか無いか言われたら無い。だが、前線が停滞している今はチャンスだ。動きが鈍くなった味方部隊は敵にとって格好の獲物になる」


 俺はオビリオンの通信機からCPに繋げる。


「こちら外人偵察部隊第605機動小隊、コールサイン60512。CP応答されたし」

『こちらCP。何か問題があるのか?』


 直ぐにCPと通信が繋がったのは運が良い。俺は幸先良さげな事に笑みを浮かべながら状況を伝える。


「現在、パケット3救出に向けて墜落現場に急行中。敵が少ないルートと最短ルートを算出してくれ」

『ちょっと待て。こちらの方でも少々取り込み中だ』

「今は一分一秒が大事な時だろうが!テメェの仲間を傭兵の俺達が助けてやろうって言ってんだよ!くっだらねぇ事やってねえで仕事しろ!こちとら遊びで戦争やってるんじゃ無いんだよ!」


 俺が一喝するとCPは沈黙する。通信は切られて無いので考えてる最中だと思うのだが。


『分かった。敵部隊の配置を送る。だが最短ルートに関しては無理だ』

「理由は聞かない。アンタは出来る事をやってくれ」

『了解した。それからパケット3では最重要人物が居る。データは送った』

「データ受け取った。聞くまでも無いけど、他の生存者も救って良いんだよな?」

『……出来ればな』

「そうかい。なら生存してる事を願おう」

『傭兵……感謝する』


 CPからの感謝の言葉と共に送られて来た敵部隊の配置状況。

 現在の戦況はトミオー国防軍とミカヅキが市街地戦を激しく行なっている。お陰で前線にはAWやMWが大量に銃撃戦を繰り広げている真っ最中だ。


「レイナ伍長は敵が少ないルートでパケット3に行けるルートを出してくれ」

「分かった。少し待ってて」

「タケル軍曹はそのまま周辺警戒。12.5ミリで倒せる敵は発見次第やってくれ」

「つまり、俺達の存在をバラさない為か」

「そう言う事。話が早くて助かるよ」


 交差点を左に曲がりながらオビリオンを前進させる。

 外では銃声や爆発音が廃虚の街に響き渡る。そんな街中をオビリオン単機で駆け抜けるのは自殺行為に近い。


(ピンチとチャンスは紙一重ってね。無茶を無理矢理切り抜ければ問題無いんだよ)


 後は敵部隊と接敵しない事を祈るしかない。

 しかし、物事が簡単に進まないのが人生って奴だ。


「敵歩兵部隊を発見!軽装甲車も居るぞ!」

「突破する!敵が周りに情報を伝える前に殲滅するぞ!」


 そのままオビリオンを加速させながら120ミリで照準を合わせる。タケル軍曹もハッチを開けて12.5ミリ重機関銃で敵歩兵に対して撃ちまくる。

 突然の攻撃に慌てる敵歩兵達。何故なら前線とは言え、激戦区とは離れている。つまり、今この辺りは敵が居ないと判断していたのだろう。

 慌てて物陰に隠れたり軽装甲車に乗り込むが、120ミリの榴弾や12.5ミリで薙ぎ払って行く。


「このまま突撃イイィィイ‼︎報酬が俺達を待ってんぞコンチクショウー‼︎」


 自分に気合いと根性を入れる様に叫びながらオビリオンを加速させる。

 不安はある。だが、同時に安心感もある。何故なら心強い戦友達が側に居るのだから。




 パケット3のスィビーリアは広場に墜落していた。しかし、スィビーリアの頑強な作りにより乗組員達はパイロット一人の戦死で済んでいた。


『ゴホ、ゴホ、あぁ、クソッタレが。全員無事か?こっちは、パイロットが一人死んだがな』

『何とか全員無事だよ。ついでにお坊ちゃんもな。全く、テメェは疫病神だぜ』

『ぼ、僕は関係無いだろ』

『関係あるに決まってるだろ。テメェが来なければこんな任務は無かったんだ』


 お坊ちゃんと呼ばれた人物は悔しさを滲ませながら下唇を強く噛む。だが、今此処では自分は足手纏い以外何者でも無い。つまり、反論すれば見捨てられる可能性は充分あるのだ。


『隊長、今は建物の中に避難しましょう。幸い、敵はまだ寄って来ていません』

『良し、なら走るぞ。全員警戒しながらッ⁉︎』


 その時だった。スィビーリアのドアから外の様子を見ていた仲間が血を僅かに吹き出しながら倒れる。それと同時に弾丸が次々と襲い掛かる。


『敵襲!反撃しろ!』

『敵は歩兵十!こちらに接近して来ます!』

『畜生!くたばりやがれ!』

『敵の展開が速い!囲まれる前にやるぞ!』


 激しい銃撃戦が始まる。しかし、彼等は強襲部隊。そこら辺の歩兵部隊とは違い歴戦やベテラン揃い。

 まして、ミカヅキに雇われた傭兵風情に負ける訳が無い。

 しかし、彼等が墜ちた場所が悪かった。此処は敵陣。つまり、味方の増援は来ない。


【囲め囲め!一人も逃すなよ!】

【あの中に居るこの男だけは殺すなよ。人質にすれば金を踏んだくれる。それも大金がな!】

【ようやく俺達にも運が向いて来たぜ。おい!RPG持って来い!連中を脅してやれ!】

【了解!ほら、喰らいな!】


 敵兵の一人がRPGを発射。放たれた弾頭はスィビーリアのコクピットに直撃する。


『クソ!RPGかよ!パイロットは無事か!』

『……駄目です。原型を留めてれば良いんですが』

『その前に俺達の原型が持つかだよ!死ねこのクソ野郎共が!』


 スィビーリアの装甲を盾にしながら敵歩兵を迎撃する強襲部隊達。しかし彼等の状況は悪くなる一方だった。

 軽装甲車が数台並んで来たと思えば銃座から敵兵が見えた。そして12.5ミリ重機関銃と8.5ミリガトリングガンから嵐の様に弾丸が襲い掛かる。


【ハッハッハッ!蜂の巣にしてやるぜ!】

【全員シェルショックにしてやんよ!】

【歩兵は背後に回り込め。反撃させる隙を与えるな】


 敵軽装甲車からの厚い弾幕を必死に耐える強襲部隊。そして一人が勘でグレネードで反撃するが、お返しだと言わんばかりに更に弾幕が熱くなる始末。

 そして一人、また一人と死んで行く強襲部隊の仲間達。


『どうやら、救援は来ないらしいですね。隊長、どうします?最後に一暴れしますか?』

『そうだな。このまま死ぬのも癪だしな。おい、少尉。お前はそのままそこに蹲ってろ。そうすれば命だけは助かるかもな』

『い、嫌だ。こんな所で……一人になるなんて』

『なら俺達と逝くか?』

『ぅ……』


 只々怯え続ける少尉(お坊ちゃん)を放置しながら手榴弾を適当に放り投げる。

 そして、爆発と共にスィビーリアから飛び出す。


『一人でも道連れにしろ!トミオー国防軍の意地を見せてやれ!』

『やってやりますよ!隊長おおおお!』

『一人ダウン!次!』


 しかし多勢に無勢なのは変わらない。銃声が一段と激しくなる中、少尉がスィビーリアの中で頭を抱えて怯えていた。

 そして更に彼等を絶望の中に叩き落とす奴が現れた。


 《これはこれは、勇敢な事だねぇ。最後の最後まで徹底交戦とは。俺達には縁の無い事だがねぇ》


 建物の屋上から黒い影が降って来た。そして強襲部隊の前に対人特化型のMWタランチュラが現れたのだ。


 《聞けば、あのスィビーリアの中には大佐クラスの息子さんが居るらしいじゃねぇか。自分の子供に戦果を与え様とした結果が、このザマとはなぁ》


 腕部20ミリマシンガンを強襲部隊に向けながら語り掛ける。


 《武器を捨てて投降しな。普段はこんな事は言わないんだが。まぁ、それだけお前達が哀れ過ぎるって訳なんだが。で、どうする?》


 タランチュラのパイロット、サタール中佐は強襲部隊に投降を促す。

 彼の部隊の装備と人員がシュウ達との追撃戦のお陰で少し減ってしまったのだ。その為、少しでも人質を多く取り運営資金を手に入れようとしていたのだ。


『断る。我々はトミオー国防軍の正規軍だ。貴様等、傭兵風情に情けを掛けられる筋合いは無い!』

 《あぁ、そう。じゃあ、お前は死ね》


 20ミリマシンガンが火を噴いたのと同時に隊長があっという間にバラバラに消し飛んだ。

 それを皮切りに反撃する強襲部隊。しかし小銃でタランチュラを倒す事はほぼ不可能に近い。


 《おいおい、俺が優しく言葉を掛けてやってるってのによぉ。人の善意を無駄にするとはなぁ……酷い連中だなぁ》


 小銃や重機関銃よりも重く身体に響く鈍重な音が断続的に戦場に鳴り響く。

 そして暫くすると銃声は聞こえなくなった。


【敵は沈黙しました。スィビーリアの中を確認します】

 《いや、俺がやろう。さて、お坊ちゃん?怖くないから出ておいでぇ。大人しくしてれば歓迎するからさぁ》


 サタール中佐の言葉に笑い出す敵歩兵達。そして一歩ずつスィビーリアに近付くタランチュラ。


(い、嫌だ。死にたく無い。誰か、誰か……助けてくれぇ)


 振動が徐々に近付いて来る。そしてスィビーリアのドアにタランチュラの手が掛かった時だった。


【警告。熱源接近】

 《あ?こんな場所に来る物好きが居るってのか?》


 サタール中佐はAIの警告を聞いてレーダーを確認。そして識別が確認出来た瞬間だった。機体に凄まじい衝撃が走った。


 《な、何だぁ⁉︎て、戦車だとぉ⁉︎》


 120ミリの榴弾を横っ腹に受けてバランスを崩すタランチュラ。急いで機体を立て直そうとするが、それを許す程甘い連中では無い。

 戦車は8.5ミリマシンガンを乱射しながら速度を緩める事無くタランチュラに接近。


 そして金属同時がぶつかった甲高くも重厚な音が辺りに響き渡る。


 《なぁああぁんだああぁああ⁉︎》


 サタール中佐の声も戦場に響きながらタランチュラは吹き飛び横転する。

 その光景を間近で見ていた少尉は目を見開きながら固まってしまう。


 《目標発見!よっしゃあ!これで英雄として凱旋確定だぜ!あ、ついでに俺達を後方配置に推薦をしっかり頼むよ!》


 戦車から聞こえた声は、これまた欲望丸出しの言葉を吐き出すのだった。

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― 新着の感想 ―
[一言] あぁ…最終的には生きてるとは言えレイナが死ぬシーンを見るのは嫌だな…… だけど、この出来事がないとショウがここまで生き残る事ができなかったと考えると仕方ない事かもしれない。 過去の回想シーン…
[一言] 転生者に巡ってくるテンプレ成り上がり展開を目論み、ピンチをチャンスにするべく無茶をする。タケルもレイナも一緒に。 しかし、これは大丈夫なのか…?
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