第七章:居候?!
ガチャ…
「ただいま〜」
「おかえりなさいはじめー…まぁ! 今朝の子も一緒なのねー♪」
家に帰った僕達を出迎えたのはお母さんだった
なんだかすごく機嫌がいいのか、テンションが高い……
「はじめちゃんのお母さん。あの話どうでしたか?」
シュバーレさんがお母さんに話しかける…あの話?
「あぁ! あの話ね! オッケーよ! お父さんもオッケーしてくれたからね♪」
「やった! じゃあ今日、荷物持って来ますんで!」
あぁ! 居候の話ね! 居候の…えぇぇぇえぇぇえ!!
「ちょっとお母さん! シュバーレさん居候するの?! なに?! 聞いてないよ!」
「あら? シュバーレ君言ってなかったの?」
「いや、オレは言ったよ! さっき!」
あぁ…あれもう頼んでたのね…はぁ…
「まぁ、そんなことは気にせずに! いちおう部屋は、はじめと一緒にしようかと…」
「はぁ?! ちょっと待ってよお母さん!! まだ部屋は余ってるよね?! なんで僕の部屋なのさ!?」
僕の家は、お父さんとお母さんの寝室。
僕の部屋。
お父さんの書斎。
客間。
旧お姉ちゃんの部屋(お姉ちゃんこと、春崎奈緒美(19歳)は家を出て、一人暮らしをしている。)
物置がわりになっちゃってる空き部屋。
和室。
などの部屋があって、シュバーレさんの部屋にできるところはちゃんとある。
なんで僕の部屋に…
「あ! それオレの提案ー! はじめちゃんの寝顔が見たいのー!」
「はははー…却下!」
「そんなー…はじめちゃんのケチー!」
「いや…ケチ関係ないでしょ? …それより、早くご飯食べて麗香さん達呼んで来ないと! シュバーレさんは準備があるんでしょ?」
「あっ! そうだったな! んじゃあ飯食おう! お母さん。何かありますか?」
うわ…この人お母さんって呼んじゃってるし…
「じゃあ、焼そば作るから待っててね」
「はぁ〜い!」
あぁ…頭いたくなってきた…