第四十一章:シュバーレさん家
すみません。また短いです…
ギィィィ……
重い門を開けると、そこにはギリシャ神話に出てきそうな大きな建物があった。
「シュバーレさん?もしかしてこれが…」
「そう。オレん家」
「うっそぉぉぉ!?」
そのギリシャ神話に出てきそうな大きな建物のほかには、前にシュバーレさんが言っていた広さ3ヘクタールの庭。
その3ヘクタールの庭にあるバカデカい噴水。
ギリシャ神話的な建物を囲むようにして、所々に建てられているおとぎ話に出てくるようなお城や神殿。
もう、すごいを通り越してバカですか?と聞きたくなってくる。
「あ、ちなみに前言ってたペットってアイツらのことね!」
「えっ?アイツら?」
ぼくはシュバーレさんの指差す先を見た。
庭を走り回っているネズミ類の動物が2匹…。
…………ハムスターだ…。
あれはたしか…ジャンガリアンハムスターだっけ?
なんでまた3ヘクタールもあるこの庭に…?
「どう?」
「いや、どうって言われてもですね…あの……かわいいです」
「ありがとう!あ、名前は、大五郎と助三郎だ」
「は、はぁ…」
シュバーレさん…ハムスターに大五郎と助三郎はないですよ…濃すぎませんか?
「大五郎ぉー助三郎ぉー達者に暮らせよぉー」
「シュバーレさん!なに言ってんですか!?」
「いや…こうも庭が広いとめったに会えないからさ」
「あ、そうですか…」
じゃあ家で飼えよって言って欲しいのかな………いや、言わないぞ!ぼくは断じて言わないぞ…。
「さて、大五郎と助三郎にも会えたし、親父のとこ行こうか」
「あ、はい。でも、神様はどの建物におられるんですか?こうも広くては分かりませんよ?」
「…なぜそんなに敬語?」
「いや…だってほら、神様ですし…失礼ないようにと思いまして…ね?」
きっとこの会話も聞いてたりするかもしれないしさ。
ほら、知らない人には敬語使わないとね。
「まぁいいけどさ、怯えてる猫みたいでかわいいし」
「なんとでも言ってくださいー!ぼくは知らない人と女性には敬語って決めてるんですから。仲のいい人は除きますけど…あれ?どうしたんですか?」
喋ってるぼくをよそに、プルプルと震えているシュバーレさん。
…なに?いったいなんなの?
「はじめちゃん…」
「はい?」
「そのジャージのせいかもしれないけどさ、そんなに敬語使われるとさ、はじめちゃんが女子マネージャーに見えてきてさ…」
「えっ…?」
「……天気先輩って呼んでー!!」
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!シュバーレさんが壊れたぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
満面の笑みを浮かべながら、抱き付いてくるシュバーレさん。
いや!ちょっと力強すぎだよ!
えっ!?ちょ、顔近いって…うそぉ!?
「頬擦りはやめてぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
そして、シュバーレさんは約10分壊れっ放しだった…。
どうも、リリィです!
すみません!全然長く書けませんでした…。
もしかしてスランプかも…いや、そんなはずはない!…たぶん…。
えっと…頑張ります!
今回も本編、後書きともに読んで下さってありがとうございました!
次回も自分を信じて頑張って書きますので、また読んで下さると光栄です。
それでは、リリィでしたー