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島流し令嬢の無人島開拓奮闘記!~流刑に処された令嬢たちのコツコツ無人島スローライフ~  作者: ふぃる汰
1章 春期

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49話 カニせんべいの作り方



「というわけで、カニせんべいを作っていきますの。スコット先生、よろしくお願いいたしますわ」



「任せるんだな」



 ハンマーヒヒたちとの交渉材料にするために、捕まえたカニを保存して美味しく食べる方法としてドワーフ族のスコットが教えてくれた方法は、カニをぺっちゃんこに潰して焼いたカニせんべいだった。



「カニのおせんべいなんて、美味しいのかしらあ?」



「ドワーフ族の間じゃあよく食べられてるんだな。エビとかイカも同じ方法でせんべいにするんだな」



 まず、カニを潰します。



「カニさん……ごめんなさいっ」



 がさがさがさ、ぐっしゃあ……



「うう……」



「命に感謝だな」



「カニ、いいやつだった」



 すり潰した野イモを少し混ぜてツナギにします。



「ツナギってなんですの?」



「カニの身だけだとうまいことくっ付かんでな」



「ハンバーグを作るときにお肉だけじゃなくてミルクとパン粉を入れるのと一緒ねえ」



「ハンバーグ、すき……」



「わたくしもハンバーグ好きですわ!」



 熱した平べったい石の上に潰したカニと野イモのペーストを薄く広げて焼いていきます。

しばらくしたらひっくり返して、カリカリに水分が飛ぶまで焼いたら完成です。



「完成ですの!」



「本物のカニせんべいはツナギを使わないでカニを丸ごと押しつぶして焼くんだな。ちゃんとした器具があればプレスして焼けるんだが、今回はこれで十分なんだな」



 焼きたてのカニせんべいから香ばしい匂いがただよってくる。



「カニせんべい、うまそう」



「ハンマーヒヒの所へ持って行く前に、少し味見するか」



「味見は大切ですわ!」



 少し冷ましたカニせんべいを割ってみんなで食べる。

かなり平べったくなっているので、1枚がとても大きい。



「いただきま~す! ……はむっ」



 ぱきっ、ぱりぱり……



「「「……っ!!」」」



「とっても美味しいですわ!」



「カニ、うま」



「こりゃあ良いな。酒が飲みたくなっちまう」



 口の中に広がるカニの風味とほんのりとした塩の味。

パリパリとした食感で軽く食べられる。



「美味しいわねえ。これならおサルさんも喜んでくれるんじゃないかしらあ?」



「ガーちゃんも、美味しいって言ってる」



「ギィ!」



 ガルーダってカニせんべい食べても大丈夫なのかしら……?



「森のカニも、せんべいにしたら美味くなるか?」



「うーん、どうなんだろうなあ。味付け次第じゃなかろうか」



「そこまでしてレッドスコルピオを食べたいのかチャンドラ」



「ポテンシャル、感じる」



「なんのポテンシャルだよ」



 レッドスコルピオの話は置いておいて……これならハンマーヒヒたちも、カニを生でそのまま食べるより良いかもしれないですわ。



「スコット! このカニせんべいを量産して石材と交換してもらいましょう!」



「材料はまだまだあるかんな。どんどん焼いていくんだな」



「チャンドラ、作りたい」



「熱いから気を付けるんだぞ」



 みんなでカニを獲って料理をして……ふふ、なんだか楽しいですわね。



「それにしても美味しいですわねこのカニせんべい」



「おいアーシア、味見はもう終わりだ」



————  ――――



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————  ――――

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