【長編14】缶詰の中で生まれ育った僕たちは、およそ愛というものを知らない
缶詰の中で生まれ育った僕たちは、およそ愛というものを知らない
人類が滅亡したと言われて数百年。しかし奇跡的に生き残った人間の末裔が、地下深部で淡々と子孫を残すだけの人生を送っていた。溶岩を操る少女・灯(あかり)と、身体をスライムのように変化させられる少女・梢(こずえ)もその一員だった。楽しさも悲しさも、希望も絶望も感じないまま成長し、子孫を残して死ぬ。そうなるはずだった二人の人生は、梢の一言で大きく変わった。
「人類は滅んでいなかったんだって。行こう、おいしいご飯を探しに?」
しばらく時が止まっていたはずの地上に、二人は向かう。そこで見たものとは。そして何をも感じなかった二人が抱いた気持ちの正体を探して、苦しみもがいた先に見えたものとは。
※『第十回書き出し祭り』参加作品です。(10-2-24)
「人類は滅んでいなかったんだって。行こう、おいしいご飯を探しに?」
しばらく時が止まっていたはずの地上に、二人は向かう。そこで見たものとは。そして何をも感じなかった二人が抱いた気持ちの正体を探して、苦しみもがいた先に見えたものとは。
※『第十回書き出し祭り』参加作品です。(10-2-24)
1.外の世界へ
2020/10/23 08:22
2.地上人類と地下人類
2020/10/24 14:13
3.パンケーキとお金と警察と
2020/11/01 14:22
4.車で連れられて
2020/11/12 23:12
5.親という存在
2020/11/26 13:09
6.虐待されるということ
2020/12/02 11:24
(改)
7.小さな世界
2020/12/07 21:06
8.二人の出会い
2020/12/12 22:04
9.厳寒の関ケ原
2020/12/20 15:06
10.地上人類の正体
2020/12/23 22:06
11.アイデンティティ
2021/01/02 18:16
12.明るい未来のために
2021/01/07 21:05
13.対立
2021/01/12 20:10
14.この気持ちを知らない
2021/01/14 22:00
15.缶詰の中で生まれ育った僕は、およそ愛というものを知らない
2021/01/15 02:00