献血センター、つくっちゃいました!!
炊き出しでの得た献血はやはり全体的に質が悪かった。
そう、国民が健康ではないということだ。
健康な血は十分な栄養から!!!
私は孤児院での健康食材販売やお茶やお菓子の販売について提案してみた。
炊き出しのときだけ健康なものを食べても意味がない。
普段から健康に良いものを食べるという意識改革に必須!!!
意外にもすんなり通って、孤児院で健康食材やお茶、お菓子を販売することになった。
ハーブティーや野菜の販売を通して得た収益は孤児院で自由にして良いということにした。
金銭的にもだいぶ助かっているとのことで、子供達もふっくらつやつやな肌になっている。
骨と皮だらけで瞳にはなにもうつっていない様子だった子供たちもだいぶ子供らしい体型と表情をうかべるようになったことが自分のことのように嬉しい。
ついでに野菜をつかった健康なお菓子やハーブティーが出せる持ち帰り専門カフェについて提案してみた。
孤児院以外にも商売としてやってくれる人が増えれば、どんどん健康な人が増えるはずだから!
健康な血液ならヴァンパイアもちょっとの摂取で済むし。
それにヴァンダイアは血液だけがエネルギー源ではなく、ふつうの食事からも多少の栄養はとれるのだ!
造血作用のある食材でつくったお茶やお菓子をレーナと食べてたら、献血しない日でも元気に過ごせることがわかり、経過観察して実証済みなのだ!!
オゼノーが了承してくれたのでさっそく実行してみた。
思っていた以上に大盛況だった。
この孤児院での成功をはじめに、ほかの孤児院やサナトリウムなどヴァンダイアが経営している慈善事業を改革していった。
孤児や病院などの生活レベルは一般の人と同じもしくはそれ以上のものとなった。
血液銀行構想も着々と進み、いまは人から人への献血を目的にした献血センターと同じような機能を持つものを先駆的な医療者が取り組んだことによって現代とほぼ同じような機能を有している。
孤児院での子供たちに血液のお礼にお菓子を渡した文化が残り、血液には対価が払われるようになった。
大人たちへの対応はお金となった。
血液の質に応じて、お金の金額が変わるシステムを導入したとのことで、町のみんなが必死になって血液の質の向上にとりくんでいる。
うちの孤児院での野菜やおやつを食べると血液の質があがると評判になり、売上も上場だ。
健康食材ショップやカフェ、食堂も増え、献血センターでの就職斡旋もできるようになり、孤児院をでた子供達も働いて人並みの生活ができるようになり、街全体の活気がでるようになった。
今日も献血センターで働く子供たちの明るい声が響く。
「いつも献血へのご協力ありがとうございます!」
なんとか無事に最終話を迎えられました・・・。
最後まで読んでくださいありがとうございました!!!
閑話はおまけみたいなものです。
お楽しみいただけると嬉しいです♫