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継続は魔力なり《無能魔法が便利魔法に》 Web版  作者: リッキー
第二章帝国初等学校入学編

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第五話ダンジョンを進んでいます

 

 6階からは、コボルドとオークが出てきた。

 1階ごとの広さが段々と広くなってきて、普通の人なら10階に行くまで丸1日はかかるだろう。

 ただ、俺たちはオートマップがあるので、迷うことなくスイスイ進み難無く10階のボス部屋の前までに進むことが出来た。


「この階のボスは、オークロードが出る」


「たぶん、ここもキングが出るね」


「そんなに連続でレアボスは出ないぞ?」


「きっと、僕の()が凄いから出るよ」


「そうかもな.....それは入ってからのお楽しみだな」


「そうだね」


「今回は最後まで油断しないで戦えよ?」


「うん、わかった」


「じゃあ行くぞ」


 ボス部屋に突入する


 中に入るとやはり

「オークキングだなこれは」


「言った通りになったね」


「なってしまったな。ということは、毎回レアボスと戦うしかないのか.....」

 確かに、今はいいが深層部のボスがレアボスだったら倒すのが大変だな....


 ただ、それでも

「どんなアイテムが出るか楽しみだね」


「油断するな!おしゃべりは終わりだ!」

 

 じいちゃんに言われて、急いでオークキングの方を見ると


『グア~~~~~~~』

 既に、大剣を振りかぶっていた。


 俺とじいちゃんはすぐに、オークの攻撃を避けた。

 すると、オークキングは火魔法をいくつも撃って追撃してきた!


 それをじいちゃんは切り、俺は空中を蹴ってギリギリで避ける。

 そして、避けた俺は無属性魔法で体を強化し、エレナに風魔法を付加した。


 それを見たオークキングは俺に狙いを定めて、大剣を横に振って攻撃してきた....


「1回は剣の上に乗ってから攻撃するなんて、かっこいいことをしてみたかったんだよね」

 俺は、オークキングが振り終わった大剣の上に乗ることに成功した。


 そして、そのまま剣の上を走って近づき、オークキングの首をスパンと切った。

 風魔法を付加したエレナは、切れ味が抜群でオークキングの首は簡単に飛んだ。


「ふう、今回は死ぬ間際に魔法を撃ったりしないみたいだね」

 同じ失敗はしたくない


「首が飛んだからな」


「さて、何が出るかな?」

 楽しみにドロップを待っていると、出てきたのは....肉だった。


「肉か~」

 肉より、創造魔法に使える素材が欲しかったな.....


「これは美味そうだな。キリがいいところで晩飯にして寝るぞ!」


「ここで寝るの?」


「ああ、俺らがこの部屋から出ない限り、新しくボスが出てくることはないから心配するな」


「でも、次にボスを倒したい人に迷惑じゃない?」


「この時間に、ボスを倒しに来る奴はいないから大丈夫だ」


「えっ!?今何時なの?」


「今は夜の10時くらいだな」


「もうそんな時間なんだ」


「ダンジョンにいると気がつかないだろう?」


「そうだね。時計でも造ろうかな~」


 ダンジョンに来る前に手に入れた、オークの魔石とミスリルを取り出した。

 それから、魔石に魔力を少し注ぎ創造魔法を使った。


 そして完成したのは

<目覚まし付きの懐中時計>

 いつまでも正確な時間を教えてくれる。

 起こしてほしい時間を言うとその時間に起こしてくれる。

 壊れることは無い

 創造者:レオンス・フォースター


 特殊な時計は要らなかったので、手に入れたばかりの魔石に少しだけ(のつもり)魔力を注いで造ったが、壊れないというヤバいのが出来てしまった.....

 でも、それを除けばただの目覚まし付きの時計だったので良しとしよう。


「また何か造ったのか?」


「時計だよ」


「ただの時計じゃないだろ?」


「えっと...目覚ましが付いてる」


「本当にそれだけか?」


「あ、うん、大した魔石を使ったわけじゃないし」


「そうか、じゃあ肉を焼いて食うか」


「うん」


 それから、晩飯を食べて寝た。

 なんと、オークキングの肉はめちゃくちゃおいしかった.....

 また食べたいな~


<2日目の朝>

 じいちゃんが7時に起きると言っていたので、目覚ましをその時間に設定してみたところ、念話で(起きてくださ~い)と起こされてびっくりした。

 それから、朝食をじいちゃんの空間収納に入っていたパンを食べて、ボスの部屋を後にした。


 2日目は20階まで進んだ。

 11~15階は、木のモンスターのトレントとキノコのモンスターのマタンゴが出た。

 トレントのドロップは魔法樹の枝で、マタンゴは毒キノコだった。

 ボスは、レアボスのエルダートレントでドロップは神樹の枝という物だった。

 このドロップ達は、いつか必要になった時にでも使ってみることにした。


 16~20階はトロールとオークが出て、ボスはサイクロプスが出た。

 トロールのドロップはトロールの皮でサイクロプスのドロップは大きな魔石だった。

 じいちゃんが言うには魔石のドロップは珍しく、レアドロップとのこと。


 1日の説明がこんなに短い理由は、全く苦戦することなく、あっさりと進めてしまったからである。

 ボスを含めたどのモンスターも一撃で倒してしまい、最後の方はやはり作業になってしまっていた。


<3日目>

 3日目は、28階までしか進めなかった。

 だんだんと1階ごとの広さが広くなってきたので、8階しか進むことが出来なかった。


 そして、出て来た魔物は.....

 21~25階までは、ワーウルフが集団でいて、ボスはケルベロスだった。

 こいつらもまた瞬殺で終わってしまった。


 ドロップはワーウルフもケルベロスも牙だった。


 26~28階はオーガが出てきた。

 ドロップは角


 そして3日目終了時点でのステータスはこちら


 レオンス・フォースター Lv.38


 年齢:8

 種族:人族

 職業:創造士


 体力:582×10³/582×10³

 魔力:570×10⁵/570×10⁵


 力:314×10³×1.5(471×10³)

 速さ:363×10³×1.5(544.5×10³)

 運:1000

 属性:無、創造

 スキル

 鑑定 創造魔法Lv.4

 無属性魔法Lv.5 魔力操作Lv.5

 無心Lv.2 剣術Lv.7

 魔力感知Lv.2


 称号

 異世界の記憶を持つ者

 賢者


 もうステータスは、気にしないことに決めた...

 それから、剣術がレベル7になったが免許皆伝が師範代になっただけで、他は変わらなかった。


 ところで、ダンジョンのボス部屋以外で休むしかなくなってしまったので、どうするのかじいちゃんに質問したところ。

「交代で見張りながら寝るしかないな」

 と言われてしまった。


 しかし、寝る時間が減るのは嫌だったので、アイテムを造ってどうにかすることに決めた!


 材料は、たくさんのトロールの皮とサイクロプスの魔石にした。

 まず、魔石に俺の半分くらいの魔力を注ぐ。

 すると、大きな魔石が綺麗に輝きだした。


「一瞬でここまでの魔力を注げるとは、どんな成長したんだ?」


「さ、さあ?」

 ちょっと、成長が速いだけだし!


 それから、トロールの皮と魔石に残りの魔力全部で創造魔法を使った。

 すると、いつもより強く長い時間光った。


 そして、出来た物は

<快適テント>

 このテントはどんな魔物や人でも見える範囲には近づけない

 ただし、テントを立てた時に見える範囲にいた者は無効

 中は広く、5LDKで大きな風呂がひとつあって快適

 創造者:レオンス・フォースター


 出来た物の説明をじいちゃんにすると

「はあ? この小さめのテントがそんなに広いだと?」


「らしいよ。とりあえず中に入ってみようよ」

 そう言って、テントの中に入ってみると、どこかの家の玄関にいるような感覚になった。


本当(マジ)みたいだな.....」


「みたいだね」


「と、とりあえず風呂に入るぞ」

 やっぱり日本人は、風呂に何日か入れないとつらいよね。


 それから風呂に入ってから、ご飯を食べてベットは無いので床で寝た。


 次の日、気持ち良く起きることが出来た。

 そして、さっそく30階のボスであるブラックオーガを倒して31階に進んだ。

 ちなみに、ブラックオーガのドロップは、ブラックオーガが使っていた金棒(ミスリル製)だった。


 4日で30階って、相当速いペースだよね?

 もしかしたら、踏破出来ちゃうかも.....

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― 新着の感想 ―
[気になる点] 今更だけど身内にまでステータス隠す必要ある?それにせっかくじいちゃんが日本人なんだから前世のことも話しちゃえば良いのに
[気になる点] 魔王を倒した勇者すら雑魚になる強さ? 神とでも戦うのかな…w
[一言] 数値のべき乗表示が分かりにくい 3乗ごとならわからなくはないけど、5乗とかまぜるくらいなら、コンマ表示の方が分かりやすいと思います
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