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苦悩の天国ワンダーライフ  作者: 大正成平
1/1

let's 留学!

実際作者が経験したことを元に妄想混ぜて書いていきます!

留学生になるひと、なりたい人に読んでいただけると嬉しいです。

これはちょっとリアルをもとに妄想入りの物語、留学生としてフィジーに行くことになった高校生!


渡航2ヶ月前、元進路相談のちょっと威圧感のある担任との面談。


「清原…」

「だーかーらー!僕は夢の国でマイワンダーライフを夢見てんの!先生は年老いてるからそんな夢物語に興味なくても、友達も彼女もいねーの!だから行くって言ってんだよ!」

「その夢の国…よく考えて見ろよ。そのときは楽しいと思う。だが、それで終わりじゃないのか?行って帰ってきたおまえになにが残ってるんだ?」

「ばーか!それはマイワンダーライフだろーが!そのための一年だ!先生の実績の足しにできなくて悪かったな!だいたいそういう話はオヤジにさんざんされてんだ!もーいらねーよ!腹一杯通り越してゲロりそうだぜ!」


椅子をイライラに任せて引くとガタンッと大きな音が鳴り、それに合わせて冷たい視線の元進路部の先生が大きなため息をつく。


つい数週間前に留学の試験合格通知が来たんだ!そのときに僕、清原一(きよはらかず)はどんなに反対されても行くと決めたんだ。反対派最大勢力の一角を担うオヤジと元進路部は僕にとってはめんどくさい壁であった。

進路部は親には頭の上がらないやつだったので、そいつは簡単に倒せるとふんだ僕はオヤジから撃破に挑むのだった。


オヤジが言いそうなこと、国税に勤めるおそらくエリートの道をまっすぐ突っ走ってきた頑固な金にがめついオヤジ、尊敬はしてても突っかかりにくいやりにくい相手である。下準備とばかりに言ってきそうなことを悶々と考える。夜寝る前、起きてから、通学中、驚くことに僕は高校生をしっかりしているのだ。ただ、クラス嫌いで先生嫌いで外国に興味が他より異常なだけで。常に考えた。考えて考えて考えた。それでも三日ほどだったはずだが…。

金にがめついんだ。きっと留学の費用だろ。だったら卒業後の大学費用は自分で払うなんて言えば楽勝だ!考えた割に軽い結論ではあるが、これが当時の精一杯である。


「オヤジ!留学に僕はいくぜ!だから、金出してくれ!」

「はっ?!どこにそんな金がある?」

(きたぜきたぜー!これまで対策ばっちりしてきたからな!見てろよ!オヤジー!)

「そのことなんだがな、困ったことに僕には金が今はない。稼ぐこともできねー!なんつっても学校様がだめなんて言ってるからな」

「当然だ。そもそも学校とは………だから……ので……そもそも……」はや三十分。

(しまった…迂闊だった…しゃべらしたらだめなんだ!ペース飲まれそうだぜ…)早くも汗をかく2月の僕である。

「い、いや、話聞いてくれ…僕は勉強するよ。ただちっと英語喋れるようになりたくてな、これにも価値があると思うんだ…じゃなくって、金だ金!僕の未来から借りたい。そのためにオヤジの助けがいるんだよ!大学費用自分で出すからその分貸してくれ!」

「そんなこと言われても知るか!そんなにポンって出せる額なのか?一万か?二万か?」

「んなわけあるか!百うんじゅう万だ!」

「諦めろ、そんなの無理だわ」


はっ?!僕はなにが何かわからなくなった。なんで?!貯金とかねーの?


「そもそもおまえの大学費用を出すと言った覚えはないが、出すとしたら学資保険からだ。それがおりるのはもっと先だ。」


んなことがあってたまるか!どーしよ…


そのとき女神がいたのだろう。きっとアメリカでジロジロ見られてる女が僕にほほえんだんだ!


そう!その名も…

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