異世界
~異世界~
俺は目覚めた。
目の前の風景は異様な風景だった。
見たことのない生物だらけだった。
俺はその風景を眺めていたが、後ろから凶暴な生物が襲いかかって来た。
頭がライオン、身体が鳥、尾が蛇ような見かけだった。
「うあああああああああ!」
俺は叫んだ。
そこに一人の少女が魔法を使い、俺を守った。
「あなた、大丈夫?」
その少女の衣装はコスプレのような漫画にでてくる魔法装束の衣装だった。
「…あんたは?」
俺はその少女に聞いた
「自己紹介してる場合じゃない」
その少女は魔法陣を展開させ呪文を唱えた。
「聖なる炎よ、業火より万物を全て燃やす炎になれ」
その魔法陣から炎が放出され生物を焼き尽くす。
跡形も無く燃えつくした。
「これは」
俺はこの光景が信じられなかった。この現実を受け止めらない。
「あなた異世界から来た人ね、珍しいわね」
魔法を使う少女はもの珍しそうに俺をまじまじと見る。
「あなたここへどうやって来たの?」
「いや、…謎の少女によって」
俺は戸惑いながらも、答える。
「…まさかね、あいつ」
魔法少女は何かを考えていた。
「まあ、いいわ。あなた元の世界に帰りなさい。といいたいとこだけど異世界に帰れる道具は持ち合せてないの。だから私と一緒に街まで行きましょう。」
魔法少女は言った。
「いいのか」
俺はこの異世界で何が起きているのか分からない状況に恐怖を抱いてたが安心した。
「ええ。私の名前はレイミー。レイミー・エンドレイ。あなたは?」
「西条満」
「いたいた、あまり手間取らせるなよ」
近くから声がした。その声の持ち主は厳つい武装した見た目は悪魔だった。
「なんでここに?第5団隊長ディール」
魔法少女はその悪魔をみて驚いていた。
「おや、何処かで見かけた魔導師がいるなー」
厳つい武装した悪魔ディールはレイミーを知っているようだった。
「異世界から来たそいつを消しに来た、魔王からの命令なんだよ」
ディールは厳つい武器を構えこちらに飛び込んできた。
レイミーは魔法陣を展開させ防いだ。
衝撃が周りに広がり地面が抉れる。
「なんで、狙う?」
「さあな、魔王に聞きな。フハハ!!無理だがな!!」
ディールは勢いつけ連撃し、魔法陣を壊す。
ディールは魔導師レイミーを裂こうとした時、俺は拳でディールを殴った。
衝撃で地面が大きく抉れる。吹き飛ぶディールは地面にのめり込んだ。
「「え?」」
俺達は驚きつつもその状況を受け入れた。
俺は自分の拳を見つめた。
知らないがいける気が俺にはした。
「異世界の人間が!!よくも!!」
ディールは起き上がり怒り狂い魔法で雷撃を繰り出してた。
次々と迫ってきた攻撃を俺は殴る蹴ると消滅させた。
「何が起きている!!」
ディールはその状況に怒りをぶつけた。
俺は瞬間移動した。
そしてディールの間合いを詰め連撃を喰らわせる。
ディールの武器を奪い取り、叩き切った。
そしてディールは消滅した。
「なんで、異世界の人間が悪魔を倒せるのよ。」
魔導師レイミーは驚いていた。
俺は疲労で倒れた。
「あなた、この世界で魔王倒さない?倒すと志すなら魔法を教えるわ。あと剣術なら知り合いに教える人がいるわ。道具を揃える必要があるわね」
魔導師レイミーは色々話していたが今の俺にはその話を聞く気力は無かった。
この世界はなんなんだ