プレッシャー当主
以下のような注意点があります
妄想、二次設定、メタ、にわか脳
キャラ崩壊、会話多
以上が無理な方は
ブラウザバック推奨ですよ
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頬を伝い流れてゆく風が気持ちいい。
なんて呑気で緩やかな感想を述べる余裕は、この視界に広がる幻想郷の絶景を前にしても、残念ながら僕の悲鳴に近い叫びによってかき消されるだろう……
いくら声を張り上げても目の前の白黒は一向にスピードを落とさない。むしろ叫べば叫ぶ程、微妙に変な動きをホウキに加える気がする……
絶賛僕等は、飛行中である。
僕「ばぁぁあありぃぃいさああああああ!!!!!!」
僕「スビード!!!!!!ズビードダウンおあああああ!!!!!!」
魔「あー!何だってぇ!?」
僕「だあかーーーらあああぁぁあああ!!!!!!」
魔「悪いなー!風の音でよく聞こえないわーーー!」
僕「確信犯がああああああ!!」
・
・
・
ギャーギャー騒いでる内にホウキは徐々に下降し始め、目的地の門前に降り立った。
目の前にそびえ立つのは遠くからでも分かる赤い館、紅魔館。
吸血鬼とその一行が住まう場所。
魔理沙愛用の場所とも言えるのかなぁ……
僕「おまっ……絶対聞こえて…!?オェッ…!」
魔「ん?だー!?!?悪かった!悪かったって!吐くな!オイオイオイ!」
全力で背中をさすってくる魔理沙。摩擦で段々背中がヒリヒリしてくる。
僕(さすっちゃダメじゃないのか!?)
僕「てか熱いって! あれ? 治まった」
魔「いやぁお前のリバースなんてとても読者には見せられないからなぁ」
僕「」
魔「なんだよ」
美「はぁ…全く…来て早々何やってるんですか…」
急に後ろから声を掛けられたので振り返ると、この紅魔館の門番である紅美鈴さんの姿があった。
いつもはだいたい居眠りしているのに、起きているとは珍しい。明日は雨でも降るのだろうか。
僕「あ、美鈴さんこんにちわー」
魔「よお美鈴!」
美「美鈴じゃない美鈴です!」
僕(合ってたはず…)
魔
美「それで、今日は一体どういった用なんですか?」
美「まぁ…大体分かってるんですが…」
僕(美鈴さん当たってます)
魔「え?あぁ、パチュ(美「やっぱり!」
魔「まだ途中までしか言ってねぇよ!」
美「いえ、みなまで言わなくても解りますよ!どうせまたパチュリー様の図書館から本を盗もうとしていたんですよね!?」
美「今日こそは覚悟してもらいますよ!」
魔「ちょ、盗むって人聞き悪いぞ!このサボり魔門番が!」
魔「私は盗んでない!借りてるだけだぜ!」
僕(無期限でね…)
美「サボり魔って何ですか!サボり魔って!私は毎日職務を全うしてますよ!」
咲「私の目を盗んでこっくりしながらね」
美「そう!咲夜さんの…目を盗…ん……で…… あ…」
ザクッ!(とてもお見せ出来ない状態になっております)
魔「おー!王道パターン!」
僕「」
咲「門から来るなんて珍しいわね魔理沙」
魔「あぁ、こいつがギャースカうるさくてな」
僕「どうも〜」
咲「まぁ魔理沙は【色々】と、荒いから大変よね(笑)」
僕「ほんとですよね〜(笑)」
魔「おい!色々ってなんだ!色々って!」
魔「私だって女の子だぜ!?もうちょっと言葉を選べよ!」
咲「あらあら、怒った顔は女の子ね(笑)」
僕「魔理ちゃんごめんね〜!(笑)」
魔「おちょくんのもいい加減にしろ!マスパくらいたいのかお前ら!?」
僕「わーーー2話で消し飛びたくないよ〜〜〜!」
魔「てんめぇ……!」
咲「フフ、ほらほら、此処らで終了っ」
咲「魔理沙も、八卦路降ろして」
魔「ったくよぉ…次はないかんな」
僕「わぁったよ(笑)」
咲「お嬢様がお待ちだから取り敢えず入って頂戴」
魔「なんか、ちゃんと入口から入るのって久し振りだなぁ」
僕「魔理沙はいつも【侵入】だもんね~」
大きな門を潜り紅魔館の敷地内へと入っていく。
綺麗に手入れされた中庭、色とりどりの花が咲いている。
とても綺麗だ。
僕「綺麗ですな~」
魔「だな〜、霊夢んとこもさ、もうちょい…なんだ……?こう、華をプラスすればひっそりしてなくて良いのにな」
咲「確かにそうかもだけど博麗神社は毎年桜が綺麗じゃないの」
魔「まぁ、確かにな!」
僕「博麗神社はあれでいいんだよ、霊夢さんも今のままがちょうどいいと感じてると思うよ~」
僕「まぁ、宴会になると完全に別世界になるからね(笑)」
魔「宴会かー、次の日が辛いぜほんと…」
咲「それは単なる飲みすぎよ魔理沙、全く…」
魔「オウ…次回は気を付けるぜ…」
広い中庭を通りいよいよ館の玄関の前まで来た。
先ほどの門もそうだがこちらの扉も大きい。
ギィィイという音が少し不気味に感じる。
魔「あいっかわらず此処は暗いな」
咲「お嬢様も妹様も太陽は天敵だからね」
僕「えぇっと咲夜さん…」
咲「ん?何かしら?」
僕「今日僕らがレミリアさんに呼ばれた理由って…?」
魔「私は付き添いだけどな」
咲「それが私も理由は聞かされてなくて…」
咲「ただここ最近お嬢様の雰囲気がいつもより少し違う感じがして…」
魔「おいおい、おぜうに何があったんだよ?」
咲「解らないわ…お嬢様はいま御自分のお部屋にいらっしゃるから取り敢えず行きましょう」
長い廊下を歩いていき突き当たりの奥の部屋へと向かう。
コンコン。 咲「失礼致しますお嬢様」
レ「咲夜か、入れ」
僕(!?)
魔(!?)
扉の奥から応答があったので咲夜さんが扉を開け僕等を中へ入れた。
奥の窓際にはレミリアさんが立って外を眺めていた。
レ「咲夜、悪いが私達3人だけにしてもらえないか?」
僕
魔
咲「か、かしこまりましたお嬢様…!」
バタンと扉が閉まりこの薄暗い部屋には僕と魔理沙と小さい背中を向けている当主だけとなった。
振り返ってレミリアさんの顔を見て僅かにいつもと表情がひと味違うと認識した。
魔理沙が震えている。
レ「さて、これでようやく話が出来(魔「ブハッ!だめだもう我慢できねーよおい!」
レ「ぇ」
僕「………ブッ!(笑)」
我慢出来ずに吹いてしまった…
魔「おいおい、レミリア何なんだよその喋り方はよ!」
僕「そうですよレミリアさん急にどうしたんですか?(笑)」
魔「それにその顔だよ!顔!何なんだよマジで急に!(笑)」
レ「………」
下を向き少し小刻みに震えているレミリアさん。
瞬間悟った。
僕(あ、不味い)
魔(あ、不味い)
魔「レミリア落ち着け!私らはた(レ「だってしょうがないじゃないのよ!!!!!!」
僕(やっちまったーーーーーーー!)
魔(やっちまったーーーーーーー!)
破符【カリスマブレイク】
レ「だって!だって!私今回初登場だしっ!これ見に来てる人もどうせよく見るレミリアなんだろって思ってるかも知れないし!本当にカリスマな私なんてなかなか見ないじゃないのよ!!!だからいつもと変えて………喋ったのに!うぅ…のにぃいい!!!」
目に溢れんばかりの涙を溜め込んで叫び散らすレミリアさん。
今にも溢れ出しそうだ。
レ「う…う……!」
僕(うーーーーー!?!?!?)
魔(うーーーーー!?!?!?)
魔「抑えろー!!!!!!(レ「うええええええええん!!!!!!」
僕「あああ!!!!遅かったか!!!!」
魔「レミリアーーーーーー!!!咲夜だ!咲夜呼(咲「お嬢様ああああああ!!!!!!」
魔「あぁ!咲夜おぜうが(ドゴッ!)ブヘ!」
魔理沙を吹っ飛ばし、レミリアさんの元へ駆け寄る咲夜さん。
咲「お、お嬢様!いったいどうなされたのですか!?!?」
レ「グスッ…うぅぅ…しゃくやぁあああ!」
咲夜さんの胸に顔を埋めて泣きじゃくるレミリアさん。
魔「おいちょっとまて!あのメイドニヤけてやがるぞ!」
目の前にいるこのメイド長。当主が泣きじゃくっているにも関わらず完全なるニヤケ顔で浮かれている。
咲(お嬢様ああああああ!!!!!!くっそ可愛い!!!可愛すぎですよ!!!)
咲「ブハッ!」
空中に赤い鮮血が飛び散る。
こっちもこっちで色々ヤバイ。
僕「わーーー!咲夜さん!」
魔「なんだ此処の咲夜も忠誠は鼻から出るのか!?!?」
僕「言ってる場合か!今回メタ発多すぎだろ!」
紅魔館は今日も賑やかです。
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レ「うぅ……いじられキャラの定着が…」
レ「てか、私の扱い!!!」
魔「まぁ仕方ないよな~おぜうだからな〜」
僕「魔理沙!偏見は良くないよ!」
咲「大丈夫ですよお嬢様!お嬢様のカリスマはこの十六夜咲夜が十分に分かっていますから!」
レ「うるさい!この変態メイド!当主があの有様なのに何興奮してるのよ!」
咲「怒ったお嬢様も素敵ですわ!!!!!!」
僕(だめだこの人…)
魔
レ(早く何とかしないと…)
魔「ていうか、今回パチュリーとフラン出てないな~」
僕「まぁ、パッチェさんとフランちゃんもそのうち出てきますよ!」
レ「姉である私が先陣を切った事に間違いはないわ」
レ「姉より優れた妹なんて居ないんだから」
咲(お嬢様もいいけど妹様もぉ…両方共良いぃぃ)
魔「またあの変態がなんか妄想してっぞ」
レ「もう…ほっときましょ…無理よ…」
僕「ですね…」
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はい。何とか2話目を出す事が出来ましたっ!
おぜう様は此処でも……こんな感じです!!!
咲夜さんのキャラも今回の回で色々定着があるでしょうが
勿論真面目ですからね!(根は!)
そしてですね、今回パッチェさんとフランさんは欠席となってしまいましたが(ファンの方々本当に申し訳ありません)今後必ず出てきますのでその時は宜しくお願い致します( ´ ▽ ` )ノ
最後になりますが今回も僕幻を読んで頂きありがとうございました!
次回もまた遊びに来て下さい!
それではっ!