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黒き影
時間がない...
「ふむ...俺が留守の間に日本に宣戦布告してきたバカ共は第三四戦略爆撃機隊の威嚇爆撃により即座に降伏、見せしめとして連中の主要鉱山を中の人間を追い出したのち吹き飛ばしたか...鬼崎の奴やるじゃないか。」
直哉は村の中の徴用した冒険者ギルド支部(支部長等はさっさと逃げ出しており、直哉は呆れた)の中で報告書を見ていた
「怖いんなら宣戦布告してくんじゃねえよまったく」
そうぼやきながら直哉は外に出た
そこには両肩に上方射出型五連装40ミリ榴弾と両手には六連奏12.7ミリ機関銃とそれら装備を装着した戦闘鎧を身に纏った重装歩兵達が防壁の上に陣取り榴弾や銃弾をばら蒔き、機動歩兵隊が討ち漏らしを掃討していた
直哉はそれを満足そうに眺めていると、殺気を感じて瞬時に真っ黒な影が直哉に襲いかかった




