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災厄を止める者

急いで村に戻ったフェニア達は、野戦服を着て作業をしていた直哉の所に駆け込んだ


「戻ったか、もうすでにこの山は壁で囲んであるから拡散する心配はないぞ。」


フェニア達は直哉の余りの対応の早さに唖然とした


「え、えっと........まだ何も言ってないんだけど?」


フェニアの唖然とした言葉に直哉は


「んなもんこの腐った匂いとそれと同時に匂う刺激臭、後はこの嫌な気配は間違いなくあの糞共だ......俺はどれだけあいつらと戦ったと思っている?俺はあいつらと戦う為に人間を辞めた改造兵士だぞ?」


そういうと直哉はボキボキと身体中から音を鳴らすと手足が竜と狼とアンデットを合わせたような物になり、顔の部分には鱗のような物が生えた


「む、民兵だった頃は外見には変化が無かったんだがね........まあ良いか。」


直哉は手足を見た後


「お前ら力貸してくれ」


自らの私設軍を呼び出した


『応!』


彼に忠誠を誓うスケルトン族(骨に魔力が宿ったボーン・ソルジャーズとは別物)族長のエルダーリッチのダルク、同じく彼に忠誠を誓う親衛隊(使用人)戦闘隊総長のラルゴ、彼と兄弟の契りを交わしている砂族と雪族の族長のレックスとフーリア、そして彼を創造主(マスター)と仰ぐ直属護衛隊のリーフ、この5人が何処からともなく出てきた

直哉は5人を見るとこう告げた


「ちょっと頼みがある、今ちょっとヤバイものが拡散しかけてる、山を囲んでる壁の上に布陣してそいつらを拡散させないでくれ。」


この言葉に5人は


「ホッホッホ、任せろ直坊、1匹足りとも出させんからのぅ。」


「仰せのままに主様。」


「任せろ兄弟!」


「わかりました。」


「了解!」


と自信に満ち溢れた返事を返した


「ありがとう、じゃあ頼むわ。」


直哉はそれに感謝しながら山の方を向いた

そして、直哉は獰猛な笑みを浮かべながらその山を見ていた


かつて世界を滅ばし掛けた災厄を止めるべく私設軍は動き出した

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