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災厄

「ここが........」


「はい勇者様、ここが封印の場所でございます。」


村を出発したフェニア達は山道を登り山頂に着いた

山頂は300メートル程が平らになっており、その中央には魔方陣らしきものがあった

魔方陣はかなり擦りきれておりすぐに書き直さないと不味いぐらいであった


「それでは我々が封印を掛け直すので護衛よろしく御願い致します。」


そう言って魔法使い達は魔方陣に封印を施し始めた


「フェニア」


グーイがフェニアに真剣な顔で話し掛けた


「どうしたの?」


「なんか嫌な予感がします.....こう本能が囁くんですよ。」


グーイは魔方陣を見ながらそう話した、何故なら彼女は直哉のメイドであるが不死鳥でもあるので野生の勘に近いものを持っていたからである


「........わかった。」


フェニアもそれを重々承知しているので警戒を高めた、そして........


「.......来る!」


無言で警戒していた響が魔方陣の以上を察知した


魔方陣の辺りにいた魔法使い達は急いでフェニア達の元に走ってきた


「勇者様! 封印が解けてしまいました!」


魔法使いはそう言うとフェニア達の後ろに隊列を組んだ、騎士達も魔法使いより前フェニア達の後ろに隊列を組んだ

着いてきてた大公家のセルジオは........


「ははは!見ていてください勇者様方!」


きらびやかな鎧を身に付け、きらびやかな剣を構えながらフェニア達の前に立った

そして魔方陣からは何か出てきた


「グギャァアァァ」


「ウウゥゥ」


それはダンジョンや墓地で見かけるゾンビであり、魔法使いや騎士達はニヤリと笑った

フェニア達のも何故簡単に倒せるゾンビが封印されてたのか始めは解らなかったが、グーイがゾンビ達が着ている衣類と肌に浮き出ている緑色の斑点に気が付くと顔を真っ青にして


「全員撤退!何がなんでも」


恥や外聞を無視して撤退命令を出した

余りのグーイの慌てぶりにゾンビ達が何か気が付いたフェニアと響も


「逃げるわよ!」


「全力撤退!」


と叫んで、響は


「転移門展開!早く中へ!」


と転移門を出して魔法使いや騎士達やセルジオを叩き込んだ、そしてフェニア達も急いで飛び込んでいった


かつて世界を滅ぼし欠けた災厄が今その咆哮を放った

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