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出発
「じゃあ行ってくるわね。」
『行ってらっしゃいませ。』
次の日の朝フェニア達と前の日に到着していた封印担当の魔法使い達と護衛の騎士達が出発していった
「........行ったか?」
「行きました、それと村の人以外もいません司令官。」
「そうか、じゃあ温泉入ってのんびりするか。」
直哉は周りを確認していた連にそう確認すると首をバキバキと鳴らした
「しかし連中はバカか? 普通村に何人か残すだろうに。」
直哉の呆れた呟きに村長が
「いつもこんな感じですじゃ、来るのは税を徴収する時のみ、税ばかりとって施設の建設や更新もしてくれませんからなぁ。」
ともう諦めたように返した
「........ここにいる間位は魔法の講師しましょうか?」
「おお、読み書きは全員できますからな、魔法はさっぱりなので助かりますじゃ。」
「すげぇなこの村?!」
直哉と村長は喋りながら集会所を兼ねている村長宅に歩いていった(訓練兵達は温泉に入っている)
因みにその後村人全員に魔法の才能があったので直哉が村人全員スカウトして双王国に移住することになった




