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大公家
「で私はその時こう言ったのです!『その子を離せ!』と!」
『は、はぁ........(うぜぇ)』
「(グーイ、コイツ本当に大丈夫なのか?)」
「(馬鹿で有名です。)」
街道を走る装甲車の中に何故かイラつくイケメンがいた
何故なら出発する直前に半ば無理矢理入ってきたからだ、まだ余裕があったので仕方なく諦めた
「おお!そういえば御付きの者達に自己紹介するのを忘れていましたね。」
『(今更?!)』
イケメンはキランと笑顔で
「私は栄えあるオリビア聖王国大公家長男のセルジオ・マリガ・オリビアといいます、お見知り置きを。」
『よ、よろしくお願いいたします........(王族の血かよコイツ!)』
「(........コイツの国とは協議しないって本国と連絡しておくか。)」
本当に大丈夫なのだろか、コイツ




