神との確認
「今回はうちの馬鹿が失礼をいたしました........」
「いえいえ、あなた様は悪くないと聞いていますので」
直哉は現在応接室のような場所で異世界グローディグス(転移先)の最高神(70代位の女性)と話をしていた
「取り合えずここにいる間は時が進みませんので」
「それは大変力を使うことでは?」
直哉は心配そうに見た
「大丈夫です、それでは確認しますね」
「よろしくお願いいたします」
最高神はどこからともなくホワイトボードをだして説明を始めた
「まず直哉殿にはここで性欲の魔王兼ダンジョンマスター兼兵神として生活していただきます、今回は性欲の魔王というクラスしかご用意出来なくてすいません........」
「構いませんよ、自分が他の女性に手を出さなければいい話なので」
「すいません........それとダンジョンですが空間拡張で外からは地下にあるダンジョンですが実際は40キロ位のフリーガルスとほぼ同じ地形の階層が1つ、20キロ程の自然環境がある階層が1つ、そして迷宮型の階層を3つ、合わせて5階層のダンジョンを用意しましたので御自由につかってください」
彼は驚いていた
「え!幾ら何でも優遇しすぎでは?」
「賠償とこれからのお給料だと思ってください、これからはこちらの世界で管理の仕事を手伝って頂くので、先払いです」
「わかりました、今回の事も人手不足も原因の1つだと聞いていますからね」
「はい、よろしくお願いします直哉殿........最後に奥様方に連絡を入れておきました、ただ大体の事しか伝わっていないようなので、すいません」
「まあ下地が出来るまでは接触はしませんから大丈夫です、しかし何故うまく伝わっていないのですか?」
「神託とはインターネットのメールのようなものです、私では膨大な力を使ってしまうので文字化けしてしまったのですよ」
「わかりました」
「この位でしょうか........あ、忘れてましたが直哉殿の仲間のゴブリン等の方々はこの世界では魔物扱いされてしまうのでお気をつけください、それと聖国は私の名を騙る者達なので手を出されたら叩き潰しても良いので、それとなるべく日本皇国の兵器は使わないことをお願いします」
「それは何故?」
「世界のバランスが狂うかもしれませんので、ある程度は構いません」
「わかりました、それではもうそろそろ行きます」
直哉は立ち上がった
「わかりました、あなた方に幸あらんことを......」
直哉はダンジョンに転移していった