異世界にて
~♪
とある別世界の海洋交易の要所である港都市クイーネ、そこにある冒険者ギルドでは、何時も機嫌が悪いか、普通で一回も機嫌が良かったことが無かったとある3人組が鼻歌を歌いながら上機嫌にギルドに入ってきた事により、騒然としていた........
「お、おい........勇者様達やけに上機嫌だな........」
「あ、ああ........聖国に召喚されてから一回も上機嫌だった事は無かった筈だ........」
呆然としている周りからいち早く復活した男2人組がそう呟いた
その勇者3人組はそれぞれ髪と目が赤、黒、青色であり、仲良くギルドの入り口左側にある依頼を貼っているボードの所で依頼をみていた
彼女達は背が高い2人と背が小さいのが1人だった
しかし彼女達が有名になったのは勇者だからではなくその容姿だった
「グーイにヒビキ、これなんか良いんじゃない?」
髪と目が赤く、3人の中でも背が高く爆乳な20代位の女性が他の2人に話した
「ハイリザードマン(とかげが二足歩行し、武器等を持ったモンスター)の討伐ですか........良いですねフェニア、それにしましょう」
髪と目が黒く、背が高く巨乳な20代位の凛々しい女性が賛成した
「ん........これも、直哉に料理して貰う」
髪と目が青く、3人の中でも背が小さく爆乳な17歳位の少女が別の依頼書を渡した
この3人に共通して言える事はボン・キュ・ボンな男好きな体つきであり美女であり、3人共同じ男性を愛していて彼以外にはどんな事になろうとも体を使わせない事を公言している
「え~とこれは.....ドリブルポークですか」
グーイは依頼書を見て喋った
「まだ受けないで良いんじゃないかな、何時ナオが来るかは詳しいことわからないし」
「ん、わかった」
彼女達は依頼書をカウンター(入り口から真っ直ぐ行ったところ、酒場は入り口から見て右側)に持っていった
「これ受けたいんだけど良いかしら?」
「は、はい!ハイリザードマンの討伐ですね、指名依頼も来てますが........」
カウンターにいた仲良くなった受付嬢に依頼書を渡した
「どーせ糞貴族達からでしょ、受けないから宜しくね」
「わ、わかりました、ハイリザードマンの討伐確かに受領しました!........それとお聞きしたいのですがいったいどうなさったのですか.....?」
何時もは騒がしい筈の冒険者ギルドだが今だけはとても静かになっており、彼女達の親衛隊(彼女達はあることを知らない秘密組織)メンバー達は聞き漏らさないように耳を傾けていた
「いや~私達の大事な人達が私達を助けに来るって神託があってね~♪」
「しかも移住してくれるそうですから何時でも会えますから嬉しいんですよ」
「ん♪、ソラミとトーカも喜んでた」
「そ、そうなんですか」
この言葉を聞いた親衛隊員達は
『(どんな人達だ?)』
と思ったそうな
「あ、そうそう」
「どうしました?」
「もしかしたらちょっと一騒ぎになるかもね、あの人達来たら、その辺りよろしくね」
再会の日は近い




