勇者迎撃
「大丈夫ですか閣下!」
「そんな事よりも被害報告!」
さすがは神将と呼ばれた直哉である
襲撃を受けた後の対応は早かった
『こちらアルファ小隊! 施設に一部被害が出ましたが人的被害無し!』
『こちら憲兵隊! こちらも同じく!』
『こちら守備隊! 現在騎士らしき部隊と交戦中!丁度近くにいたチャーリー小隊とともに迎撃中! 援軍は大丈夫です!』
『こちらクロリス基地! こちらは特に問題無し、警戒態勢継続中!』
「そうか! 全隊態勢を立て直し各自集結せよ!
交戦中の部隊は敵を殲滅次第集結! 良いな!」
『『『『了解!』』』』
「鬼崎大佐、お前は集結してくる部隊を纏めておけ! 侵入者共は俺が叩き潰す!」
「了解!」
直哉は廊下に出た
「リーフにウォータ! ついてこい!」
「仰せのままに!」
「オオセノママニ」
直哉は2人の僕を引き連れ迎撃に出撃した
日本皇国軍クイーネ基地中央広場
この場所は平時には兵士達の安らぎの場になっているが、敵が侵入してくれば取り囲むように配置してある建物からの十字砲火を浴びせられるようになっている為、かなりの広さを確保している
今ここは直哉1人(リーフとウォータは他の交戦中の部隊の援護に向かいました)と300人程の侵入者達と対峙していた
「おいおい、こんな奴が相手かよ」
「簡単に勝てそうだな!」
『アハハハハハ!』
転移魔法で侵入してきた侵入者達は何処の悪党だと言わんばかりの態度で直哉を嘲笑った
対する直哉は
「(本当に糞餓鬼共なんだな、まあ50人位は普通の学生達か)人を外見で判断するのは危険だぞ? それよりもいったい何の用だ、いきなり攻撃してきやがって」
怒りを押し殺しながら問い返した、すると
「はぁ? そんなの魔族と獣人の糞共がいたからだろうが」
「そういえばついさっき見た白髪の猫獣人可愛かったな」
「後茶髪の犬獣人も胸がデカかったな、後で奴隷にしようぜ!」
「良いなそれ!」
『ギャハハハハ!』
男達はこう返し
「じゃあ私達はあの可愛かった男の子達奴隷にしようかな?」
「そうね、そうしましょう」
『キャハハハハ!』
女達はこう返した、ただ
「すまん........」
「本当にごめんなさい........けどこうしなきゃ......」
「くっ........こいつら話もせずに!」
一部の人々は辛そうにそう呟いた
「(よし、取り合えず一部除き叩き潰すか)そうかそうか、じゃあ盛大に迎えてやるよ!」
直哉がそう返すと、そこは地獄になった
前話の冒頭に続く




