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新たな火種


日本皇国軍クイーネ基地総司令官室


「は? 勇者だと?」


何時ものようにのんびり書類仕事をしていた直哉は報告に来た鬼崎大佐にそう返した


「は! 何でも聖国で勇者召喚が行われた模様です、閣下直属の諜報組織『骨』からの情報と陛下直属の諜報組織『ヤタガラス』からの報告を分析した所恐らく300程の学生が召喚されたようであります」


鬼崎大佐は少し厳しい顔で報告した


「ふむ、かなり大規模な召喚だな........一波乱起きそうだ」


直哉はそこで1度区切り


「大佐、そいつらの現在の様子は? 」


と尋ねた


「現在トレーニングを行っている模様です、ただスクールカーストの最下位にいる生徒達は知識を溜め込んでいるとのこと、ただ......」


「ただ?」


「それ以外の生徒達は異世界に来たことと強大になった力に飲み込まれた結果調子に乗り、かなり手に終えないようになっていると、お陰で聖国の糞聖職者達による洗脳で魔族や獣人の方々に対する差別意識を埋め込まれたと報告が、唯一の救いがその最下位の生徒達は洗脳を免れているとの事です」


「そうか、少しでも救いがあるのなら良かった」


直哉は窓の外から見える青空を見ながら


「(ここは小説やらゲームの世界じゃないんだぞバカ共!........厄介な事態にならなきゃ良いが)」


ただその青空はそんな直哉の想いに反して見事な雲1つなかった

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