女王と代官
「あらあら~、やっぱり直哉だったわね~」
「おにいちゃぶへ!」
「色々聞きたいことだらけだがまずは...玲奈、お前はいい加減に突っ込んでくるのやめぃ」
「ふぁい、はらっかはらふぁなして~(はい、わかったから離して~)」
直哉は呆然としていたが1秒程で再起動して、突っ込んできた妹の玲奈の顔を鷲掴みにした
「さてと...母さんに玲奈はなんでここに、行方不明になってたんじゃ........」
直哉は玲奈の顔から手を離すと、ゆったりと笑みを浮かべていた母である花美と痛みで顔を押さえている玲奈に尋ねた
「なんでも転生したみたいね~、まさか小説位にしかないような事が起こるとは思わなかったわ~」
「同じく」
「まじかいな........」
直哉は2人の話を聞いて頭を抱えた、直哉の護衛のリーフとウォータは
「いつも主に御世話になっています、自分は草人のリーフと申します」
「同ジク木人ノウォータ申シマス」
「あらあら~、これは御丁寧に、こちらこそいつも息子が御世話になっております」
「「いえいえ、自分達が御世話になっています(イエイエ、自分達ガ御世話ニナッテイマス)」」
「いやいや」
花美に挨拶をして溶け込んでいた
「それで、なんでここに母さんと玲奈がいるんだ?」
直哉は痛む頭を抱えながら尋ねた
「あ、私この国の女王やってるのよ~」
「私はこの町の代官だよ!」
「どうしてこうなったんだー!」
どうやら直哉が想像していたものとは掛け離れていたようである




