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結婚(正式)


「流石歴戦の妖精達だ、目が良いな、数及び到達時間は? どうせ此方に攻め込んでくるんだしどっちの方向からくるとかは報告しないで良い、ここは左右を山脈で守られ後方は海だからね、来るのは前方の平原ただひとつだ」


直哉はモフっていた武蔵の尻尾を名残惜しそうに放した後、将として報告に来た訓練兵に訊ねた


「ハッ! 電文が届いておりますので読み上げます

『宛直哉特務大将閣下、コチラ偵察一番

我、敵軍ヲ確認、地ヲ埋メ尽クスバカリノ大軍、到着予測時刻ハ明日ノ早朝ノ模様

追伸、我等、ソウルキャンディヲ求ム、帰還シタラ支給サレルコトヲ望ム』

以上で有ります」


兵士は電文の最後の部分を若干呆れながら読み上げた


「御苦労、下がってよし」


直哉は溜め息をつきながら訓練兵に退出を許した


「ハッ!」


「ああ、そうだ........返信を頼む、『バカメ』だ 」


直哉は思い出したように訓練兵に頼んだ


「了解しました、『バカメ』でありますね」


訓練兵はニヤリと笑い、通信所に向かっていった


「全く、妖精達は何を考えとるんだ........」


「まあ良いじゃないか、こいつらは空の守りに必要なんだから」


こめかみを押さえながら呟いた直哉に、膝の上に座っている普通サイズのぬいぐるみ位の大きさの妖精の頭を撫でながら武蔵が返した


「そうだぞ二等兵、式神システムは妖精達がいなきゃ話にならん、航空機になる式神を妖精達が操ってこそ扱えるんだからな」


「そうよそうよ、この子達頑張ってるんだし、可愛いし」


船坂はコップに入れた氷水を飲み干し、氷を噛み砕きながら返した

ケリーは武蔵と同じく膝の上で、ケリーが注文したツマミ代わりの塩辛く固い干し肉をガジガジを噛んでいる妖精の髪を弄り、笑いながら返した


「はあ、作っておくか........仕方ない」


直哉は溜め息をつきながら苦笑した


「だな........さてと、暇だし釣りでもしにいくか」


「そうね」


氷水が入ったコップとエールの樽の中がからになったのをみはからって、船坂とケリーはいつの間に用意したのか釣竿とバケツを持って立ち上がった


「部隊は........って終わってるのか、今丁度3時ぐらいか」


直哉が体内時計から大体の時間を予想した


「さてと、俺も何しようかな、取り敢えずソウルキャンディでも作るか、武蔵はどうする?」


因みにソウルキャンディとは直哉特製の妖精達と兵魂(陸上兵器及び銃火器に宿る陸魂、航空機に宿る空魂、名前の付いている艦船に宿る艦魂)達専用のキャンディである、かなりの人気商品


「そうかなら私も手伝おう、正式に直哉専属になったからな私は、やっと結婚出来る、長かった........」


「お疲れ様武蔵、これからもよろしくね」


「おう! 甘えるからな!沢山!」


武蔵は尻尾を見えない位降りまくりながら直哉に後ろから周り込んで抱き付いた


「よーしよしよし。おいでおいで」


直哉も抱き付いてきた武蔵の頭を撫でながら和やかな笑みを浮かべた


「そのデカイ包容力好きだぞ!」


「よしよし」


「がう!」


直哉の前では、姉御肌の武蔵もデカイ犬と化した模様

その後直哉は直属の部隊の配置を確認し指示を出した後、臨時の家であるフェニア達の屋敷でソウルキャンディ13000個(空母所属の妖精達8000とそれ以外の水雷戦隊と戦艦隊と直哉所属の妖精達5000である為)という途方もない量を1時間という驚異的な速さで終わらせ、そして夜ベットで........


「直哉、私色々と溜まってるんだ...フェニア達が行方不明で暫くご無沙汰だったから」


「フェニアさん達皆さんから許可を頂いたので、私も興奮してます」


「落ち着くんだ2人共」


フェニア達3人が気を使い、興奮してるミラと武蔵の2人に直哉は性的な意味で襲われていた


「「今晩は寝かせないぞ(寝かせませんよ)!」」


「(どうして俺の嫁達はこんなに肉食系なのだろうか?、しかも最近の日本は7割が女性でその殆どが隠れ肉食系だと調査結果が出ているのと何か関係が?)」


直哉はキスをねだってくる嫁達にこたえながら考えた

その夜直哉がいる部屋からは夜が明ける少し前まで女性の喘ぎ声と快感を感じさせる声が絶えなかったという

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