早すぎる再会
試験終わったので本日より再会致します
「........なんか....重いような...?」
不幸な事故により気絶した直哉は、頭の後ろから感じる柔らかい感触と身体全体から感じる重さに少しづつ覚醒していった、覚醒した直哉の眼に入ったのは
自らを囲んでいる軍服を着た美男美女筋肉男筋肉女と、腹に乗っかっている10羽近いフクロウと、軍服を着た一団の後ろから心配そうに見つめる牛頭の巨人達に、その巨人達に肩車して直哉を見つめている女性達という余りにカオスな光景だっただった
「................寝るか」
『いや、起きて』
余りのカオスさに、直哉は思考を放棄して寝ようとしたが、周りにいた一団に一斉に突っ込まれて渋々起きようとしたが
「まだ身体起こさない方が良いと思いますよ?」
「........ミラか、ダンジョンはどうした?」
「現在私の写真をダンジョンの通路に張って、それに発情してダンジョンに突っ込んでくるこの世界のオーク等をキルゾーンにて殲滅中です、ダンジョンマスターとしてやることが無くなったので、司令官の手伝いに向かっても大丈夫と取り纏めの方々に言われて来ました」
陸軍の軍服を着て直哉に膝枕をしていたミラが、起き上がろうとした直哉を優しく留めた
尚直哉に膝枕する権利は、現直哉の嫁達である3人と現直哉の婚約者である2人による壮絶なジャンケンにてきまったそうな
「そうか、だがもう休んだし大丈夫だ」
だが直哉は、ミラの制止を優しく振り切り起き上がった、その時
「まだ寝てても良いんだぞ直哉二等兵」
「そうよ、部隊にはいろいろと命令しといたからもう少し休んでても良いのよナオ」
一団が一斉に左右に割れ、割れた所から2人の男女が現れた
「はあ...やっぱりあんたらが仕掛人か....隊長、ケリー副隊長」
直哉は溜め息をつきながら微笑した
今ここに日本皇国の最終戦力である船坂大和近衛軍大将と、ケリー船坂正規軍大将と、小林直哉海軍特務大将の3人が勢揃いした




