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さらなる増援(化け物)

「はあっ?! 正規の連中を増援で送るだと!」


3万の魔物を殲滅した次の日

冒険者ギルドを仮の総指令所に借りた皇国軍の最高司令官の小林直哉特務大将(仮で特務が付きました)の声がギルドに併設されている酒場から響き渡った

冒険者達はいきなり大声を出した直哉に眉を潜めていた

直哉はそれに手で謝り、画面が空中に浮かぶタイプの所謂SF映画に出てきそうなテレビ電話で再び尋ねた



「すまん、もう一度言ってくれないか? 俺の耳には送ったら世界のバランスが崩れる恐れのある連中を俺の指揮下に加えると聞こえたんだが」


直哉はこめかみを押さえていた


「いきなり怒鳴らないでくださいよ閣下....何でもそちらの世界のさる御方から『もうバランスが崩れる恐れは無くなったので御自由にどうぞ』と連絡があり、本国待機だった正規軍1個中隊に簡易防壁建築の為の工兵1個中隊を派遣すると決まったそうであります、でも工兵以外の指揮権は派遣される司令官が担当するそうであります」


40代の男の連絡兵は怒鳴り声に耳をキーンとしていた


「マジかよ」


「はい閣下、しかもその部隊の司令官は....おっと、止められていました」


連絡兵は意味深げな微笑を浮かべた


「おい」


直哉は憮然とした表情になっている


「まあ、閣下の良く知る方だと思いますよ」


「はあ........わかったよ、通信終わり」


「ハッ! それでは.....ん? なんだこれは!」


通信が終わろうとしている最中、連絡兵は同僚から渡された1枚の紙を見て声を荒げた


「どうした?」


直哉は注文した果実水を飲みながら尋ねた


「えー閣下、大変申しづらいのですが.....」


連絡兵の後ろでは同僚達が、頑張れ頑張れと声援を送っていた


「........嫌な予感しかしねぇ」


「はい........緊急伝であります、どうやらシーガーディアンズも増援として送られるそうであります、しかもかなり大規模の」


「................」


連絡兵は、直哉からキュルキュルと胃に穴が開く音を聞いたという

という訳で自重(ほぼ無い)が取り外されました

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