砂漠の民と雪の民
「さてと~、用件はすんだかな」
直哉はついさっきまで身に纏っていた軍人としての雰囲気を殴り捨てて、ぐてーと音がつきそうな位にテーブルに身体を倒した
「ねぇナオヤ?」
「ん?フェニアどうしたの?」
フェニアは直哉が着ている海軍士官服を見ながら尋ねた
「どうしてナオヤはその服着てるの?」
「ああ、アルスさんから緊急の連絡(召喚)がくるまでの間ね、試兵(試作兵器)の視察してたんだよ、それで着替える暇なかった」
「ああ、そうなの」
フェニアは納得したようにうなずいた後、直哉を後ろから抱き締めようと動こうとしたが
「にゃあ♪」
「よしよし」
いつの間にか直哉を後ろから抱き締めていた響を見て諦めた、そんな中直哉が
「あ、そうそう、魔物の群れの件だけど俺達も援護するよ」
と爆弾を投下した
「え!ほんとうですか旦那様?!」
「でも正規(日本皇国近衛軍、日本皇国正規軍、日本皇国徴集軍)とかだと私達の手柄が........」
「ん、無くなる」
3人のうちの1人は驚き、2人は冷静に返した、それに直哉は
「大丈夫大丈夫、投入するのは試験科(試験科教導隊、特別な体質の学生の部隊、主に新装備のテストととある計画の為の部隊、直哉直属の部隊)3個小隊90人にその教官3人、後はついさっき連絡をいれた........」
と話した所で
「俺達砂族の傭兵隊30と」
砂漠迷彩に染めた工事現場の作業員が着そうなダブダブのズボンを履き、上半身裸、バックパックを背負い、首に牙や爪で作られた首飾りを掛け、砂避けのマスクを被り、肩に砂漠迷彩の自働小銃をトントンとしている20代程の若い男と
「私達雪族の傭兵隊30人です」
雪色の分厚いコートを着込み、頭に雪の光の反射から目を守るゴーグルを着け、雪を連想させる白髪に雪の色のような肌に青色の目をした同じく20代程の若い女が
「来たか、兄弟達」
「応!」
「ええ!」
直哉の後ろに現れた
ロスプラ◯のヒャッハーとエクストトルーパ◯ズのヒロインに似ている人だと想像してください




