再会
もうそろそろ章タイトル回収しないとダメかとおもったので
直哉が新型の試作兵器を見ているとき、異世界オーレスの港都市クイーネの指揮官所では、迷いの森(旭日の迷宮のある場所、国が興せる程広いが同時にとてつもない程魔物が多い場所)に新しく出来たダンジョンの討伐の為に集結していた軍の指揮官が叫んでいた
「なんだと!魔物の大軍が接近中だと?!」
「ハッ! 約20万の大軍勢にてここクイーネに接近中だと斥候が報告してきました!」
指揮官は舌打ちをして
「急いで他の指揮官の方々に伝えろ!それと勇者様達と冒険者達にも伝えるんだ」
「了解!」
30分後、会議室には、各軍の指揮官達が集まっていた
「それでは緊急の会議を始める!時間が無いので手短に説明する、つい先程新しく出来たダンジョンの偵察に放った斥候から約20万の魔物がここクイーネに向かって侵攻中だと報告が入った。尚この斥候はこの報告を最後に連絡が途絶えている、他指揮官の方々の意見を聞きたい、尚ダンジョンの攻略だがこの侵攻が終わったら行う事となった」
進行役の指揮官が、集まった指揮官達を見渡しながら尋ねた
「少しよいかな?敵は後どの位で到着するのだ?」
「約10時間後にクイーネに到着する予定だ、敵の数は大変多い為、移動に時間が掛かるからだ」
進行役はさらっと答えた
「援軍は?」
「敵の数は多い為に生半可な援軍ではすぐに殲滅されてしまう為、1度各国からの援軍は王都に集結し、挟み撃ちする手筈になっている、我々はただ籠城して耐えていれば良い」
その他にも様々な意見が飛び交っていたが
「そういえば勇者様達はどうして黙っていらっしゃるのか?」
ととある将軍が漏らし、勇者達に視線が集中した
「................!................?................」
「今フェニアは神託を受けている所です」
「ん、静かに」
指揮官達はそう聞いて声を潜めていた、暫くすると
「ふぅ........急がなくちゃ」
神託を受けていたフェニアがそう呟いた
「何を急ぐのですかな勇者フェニア様?」
「いったいどんな神託を?」
その場の全員の視線がフェニアに集中した、そしてフェニアは
「詳しいことは後です、それじゃあ皆さんで冒険者ギルドに行きましょうか、召喚陣書くから」
と話した
「召喚陣?いったい何を召喚するんですか?」
「ん、なぜ冒険者ギルド?」
「良いから良いから」
一同は緊急招集がかかっている冒険者ギルドに移動して、フェニアは魔方陣を書いた
「良し!それじゃあ次はソラミとトーカを呼んできて、再会は早い方が良いでしょう」
フェニアはやりきった顔で喋った
「?まあ呼んできますね」
グーイはソラミとトーカを呼んできた
因みにソラミとトーカは直哉の大事な家族的な存在です
グーイがソラミとトーカを連れてきた時、冒険者ギルドのエントランスは野次馬で埋め尽くされていた
「なんか増えてるわね........まあ良いか、地脈に流れる力を使うからここでしか出来ないのよ、ここが地脈の力が一番強い所だからね、皆!これから起こるのは召喚!私達が召喚されたのと似ている物よ!召喚されるのは私達の大事な人、そしてこの絶望的な戦力差をひっくり返せる人よ!」
フェニアは、指揮官達と野次馬と化している冒険者達に向けて喋った、そして魔方陣に3人で向かって
『我等、汝を呼び出さん、我等を守り、我等を愛する汝を呼び出さん、今再びの再会の為、今戦いに赴く守り人達の為に呼び出さん! 太陽の国を守護する海の将よ! 我等の付き人よ! 守護者よ!
現れよ!失われた魔法!ワールドサモン!』
そう3人が唱え終わった瞬間、魔方陣から溢れんばかりの光が飛び出てきた、光が収まるとそこには
「やっと........再び........会えたね...フェニア...グーイ...響...ソラミ...トーカ........久し振り、皆」
『久し振り!』
1人の泣いている若い白髪黒目の青年が立っており、フェニア達は泣きながら一斉に彼に抱きついた
とある海軍大将は、愛する者達とやっと再会することができた
そういう訳で再会です
ちょっといきなり過ぎましたかね?




